更新日:2019年11月22日 21:44
エンタメ

やたらと美女が多い街?清野とおる×パリッコが「葛飾区金町」を歩く

このもつ焼き屋、どう見ても「アタリ」なのに…

 こうして「K」の想像の斜め上をゆく魅力を堪能した我々は、徘徊を再開。  時間的にも次に入る店が最後になるだろう。慎重に慎重に、外観から読み取れる情報だけを頼りに店選びを進めてゆく。すると、どこからどう見ても老舗の名店の風格漂う、一軒のもつ焼き屋を発見! 全員で顔を見合わせ、頷きあう。  ガラリと引き戸を開けて入店。まずは雰囲気抜群。最高潮に達した期待を胸に待つこと数分、運ばれてきた「もつ焼き」や「煮込み」は、どれもとってもとっても「普通」なのだった……。
清野

全会一致で「この店はアタリ!」と確信した街外れの古めかしいモツ焼き屋

清野

入ってみたところ雰囲気以外、拍子抜けするほど「超普通」で、拍子だけでなく酒まで抜けて素面に戻っちゃいました。街歩きに期待は禁物ですね。(清野)

やたらとすれ違う「金町美人」の謎

清野:そういえばさっき、「歩いてる人たちの温度も当時のまま」なんて言いましたが、今日ひとつだけ違和感を感じたというか、驚いたことがあります。街ゆく女性の美人率の高さ、異常じゃないですか? しかもちょっとやそっとの美人じゃなく、かなり高次元の美人が。 パリッコ:それ、駅に着いた瞬間に思いました! はっと息を呑むような美人が「あれ、また? また?」みたいな。 編集:間違いなく気づいてました(笑)。 清野:引くほどの美人だらけですよね。 清野パリッコ:いわゆる、美人専門学校みたいなのがあるとか? なんだ美人専門学校って。 清野:どこかに「美人の巣」があるはず。じゃなきゃ辻褄が合わない。東口でも西口でも同じくらいの数の美人を目撃しましたよ。
清野

地下から伸びる異様なダクトを発見し、美人の巣かどうかをニオイで確認する清野氏

パリッコ:繁華街だけでなく、暗がりの路地で美人とすれ違ったりもしましたね。 清野:怖いもんですね。路地で唐突に美人とすれ違うのは。もう、美人たちに直接聞くのが早い気がします。「なんで金町にいるんですか?」って。 パリッコ:この謎、引き続き謎の究明を進めていく必要がありそうです(後編は近日公開)。
清野

金町のコインランドリーで古本を売っていた

清野

しかも空のカプセルを購入し、好きな本を持ち帰るという斬新な方式

清野

清野氏は「読心術」が気になる様子…(100円)

<文・構成/パリッコ イラスト/清野とおる>
1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。X(旧ツイッター):@paricco

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清野とおる、金町再訪記念『酒場人』プレゼント企画】 「清野とおる×パリッコの飲みに行こうよ!赤じゃない街にさ」連載スタートを記念して、かつて、本企画が掲載されていた雑誌『酒場人 vol.1~3』を10名様に贈呈。 応募方法は、Twitterで「清野とおる担当連合(@oko_aka)」をフォローして、記事を読んだ感想、2人に訪問してほしい赤以外の街を「#赤以外」とつけて、ツイート! 7月28日までに投稿してくれた人の中から、当選者には「清野とおる担当連合」からダイレクトメッセージ(DM)をお送りします。
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