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嫌われるオジサンの特徴。弱いのにイバる、時代のせいにする…

オジサンはなぜ嫌われるのか? 社会的強者であると同時に、裏では「使えない」「老害」「時代遅れ」「臭いし汚い」などと言われ放題なオジサン。なぜオジサンは嫌われるのか? 『中年男ルネッサンス』などの著書があるお笑い芸人・山田ルイ53世と、夜の世界で多くのオジサンと接してきた社会学者・鈴木涼美が理由を分析。イケてるオジサンになるための方法論を語った。

弱いのにイバるオジサンは嫌われる

山田:中年女性を「オバサン」と貶めたら大問題になる一方、オジサンはいくら叩いてもいいっていう雰囲気は確かにありますよね。 鈴木:かつてオジサンは権力者であり社会的強者だったので、若者や女性といった弱者は叩けないけど、オジサンは叩けるっていう意識なんでしょう。確かに、麻生太郎とか田原総一朗みたいな、かつての象徴としてのオジサンって叩いても壊れなさそう。 山田:いやいや、オジサンのハートだって壊れますよ! 今はオジサンだってカネがなかったり出世できなかったり……強くない人だってたくさんいますよ。結婚してるオジサンは、家事や育児もやるのが当然!と思いながらも空回りしていたり……。 鈴木:人々のイメージではいまだに「オジサン=強者」なんだけど、実際は弱いオジサンもいるし、実際かつてほどの権力を持っているとは言い難い。イメージと現実の間にギャップがあるから、今のオジサンは生きづらいのかもしれません。そんななか、最近は、オジサンがオジサンを叩く構図も珍しくないですよね。 山田:オジサン同士のつぶし合い。なんか地獄絵図ですね。 鈴木:オジサン叩きをすることで「自分はオジサンではない」と思えるんでしょう。古い価値観を批判することで、自分が新しい価値観を持った若い人間の側だと思えるんです。50代が意気揚々と60代を叩いているのを見ると、裏切りっぽく感じるときもあります。 山田:とはいえ、オジサンも価値観を時代に合わせてアップデートしないとダメなのは、間違いないですよ。まあ、出す例が極端ですが、(明石家)さんま師匠なんか最近はやっているマンガも全部読んでると伺いますし、どんどん更新してんねやって、びっくりしました。あぐらかいて生きるか、あぐらかかずに生きるか、それが分かれ目ですよね。あぐらかいたオジサンは、どんどんバカにされていくんですよ。
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嫌われる理由がわからない…
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