心筋梗塞になる確率が6割増すヤバいかさぶた、医者に「一生治らない」と言われ…
―[実はヤバい「中年の病気」]―
体調不良のちょっとやそっと、中年だからと放置しているといつしか大病に直結する。しかも、中にはとてつもなく凶悪な病に発展していたというケースも! そんな、中年が油断しているとシャレにならない病気のなかから「皮膚炎」と「汗問題」を紹介。

「皮膚炎」このかさぶたが出たら心筋梗塞になる確率6割増!
皮膚科専門医の園田広弥氏は、次のように話す。
「乾癬の怖さは、単なる皮膚炎ではなく、内部疾患の表出であるという点。乾癬が出た時点で、体の中にも疾患が生じています。ただ、症状が典型的でない限り、適切な診断がなされないケースもある」
フケがやけに増える、赤い湿疹ができポロポロと皮が剥けるなどが兆候だが、初期は単なるかさぶたとして処理されることも。放置した場合、糖尿病にかかるリスクが1.71倍、脂質異常症が2.73倍、高血圧2.03倍と、メタボになるリスクが高まる。
また、進行した場合「心筋梗塞になるリスクが58%増大、寿命が6年縮むと報告されています」ともいう。乾癬で生じる炎症性サイトカインが動脈硬化を促進するためだ。たかがかさぶたと放っておくと、命にかかわってしまうのだ。
また、10~30%が関節痛を伴い、園田氏が診た中で最も重いのは「関節が変形してボロボロになっていた」例。関節から骨が破壊され変形や湾曲、爪の変形などが生じる。また、見た目の問題からもQOLが下がり、IFPMA(国際製薬工業連盟)のデータによると患者の62%がうつ症状にあるとしている。
免疫異常に環境ストレスが加わることで発症するといわれているが、原因は特定されてない。予防法も特にないが、内部疾患と相関しているため生活習慣の健全化が逆説的な対策といえるだろう。
罹患した場合は、外用、内服、注射(生物学的製剤)や光線療法で治療を行う。
「特に、注射は高い確率で効果が出る。適切に効けば、症状を抑えることが可能。肥満を解消することで、他の合併症が軽減され乾癬の改善に繋がることもあります」
皮膚の異変を感じているご仁は、専門医を尋ねるべし。
▼乾癬のリスク
糖尿病、脂質異常症、高血圧、虚血性心疾患(心筋梗塞など)のリスクが増大。関節、骨、爪などの変形とうつ病の可能性も
▼予防法
メタボリックシンドロームが原因の一つとされるため、肥満を回避することが重要。嗜好品をやめ、刺激の少ない食生活を
【園田広弥氏】世田谷そのだ皮膚科院長
皮膚科医、がん治療認定医、世田谷そのだ皮膚科院長。筑波大学医学部卒業後、東京大学医学部付属病院、がん・感染症センター都立駒込病院など国内最高峰の皮膚科診療機関で従事
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