非常勤講師は年収150万円、学会も自腹…大学教員は超格差社会だった
―[シリーズ・俺たちの貧困]―
大学の教員といえば、一般企業よりも高収入というイメージを持つ人もいるだろうが、実は教授を頂点に准教授、助教、専任講師、非常勤講師とピラミッド型の格差社会。博士号を取ったのに専任講師になれない、というポスドク問題が取りざたされた頃から、非常勤講師がワーキングプアであることが当事者側から発信されるようになった。
非常勤講師の平均年収は教授クラスの約5分の1程度と驚くほど低く、さらに大学側から理由不明の「雇い止め」に遭う例もある。そんな非常勤講師たちの現状を、首都圏大学非常勤講師組合の副委員長の松村比奈子氏(専門は憲法学)に伺った。
早稲田大学の教授は年収1500万円? 一方地方では…
学会には自腹で出席

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