ライフ

コロナ失業でホームレスになった50歳、本当に仕事が見つからない

ついに生活保護受給者

 取材の数日後、公衆電話を使って横田さんから近況報告があった。別の団体の炊き出しに参加して健康診断をすると、血圧が200を超える異常値だったという。電話口からは「急いで役所に相談しに行き、生活保護になりました。ついに僕も受給者ですよ」と自嘲気味に笑う声がむなしく響いていた。
コロナ貧困の絶望

取材班と別れ、今晩の寝場所を探しに向かう横田さん。休業要請の始まった都内ではまさにネットカフェやサウナが閉まり始めていた

【「もやい」理事長・大西 連氏】 新宿ごはんプラス共同代表。日本国内の貧困問題や、生活困窮者への相談支援活動などに取り組む。著書に『絶望しないための貧困学』(ポプラ社)など <取材・文/週刊SPA!編集部> ※週刊SPA!4月28日発売号の特集「[緊急ルポ]コロナ貧困の絶望」より
1
2
年収100万円で生きる-格差都市・東京の肉声-

この問題を「自己責任論」で片づけてもいいのか――!?
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート