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店に行けなくても今すぐできる飲食店支援。応援の注意点はただ1つ…

 新型コロナウイルス感染拡大による営業自粛で、飲食業界も甚大なダメージを受けている。特に、夜に営業するBAR業界は、休業もしくは閑古鳥状態になっている。筆者が経営する原価BARも休業中だが、売り上げゼロでも2店舗分の家賃を支払わなければならない。  政府は手厚い保証をしてくれているが、それでも堪えられないところは出てくるだろう。中小規模の飲食店から先にバタバタとクローズしていきそうだ。そんななか、いろいろな企業や有志が応援サービスを立ち上げてきた。  将来の商品や席の予約を今購入し、現金を送るというものだ。目の前の資金繰りに苦しんでいる飲食店にとって、これはありがたい。今回は、そんな飲食店応援サービスを紹介する。

将来のごちそうやボトルキープを先払いして飲食店を支援

◆未来の自分にごちそうする「さきめし」 「ごちめし」という人にごちそうするプラットフォームサービスを利用し、将来の自分にごちそうするという形で、飲食店に先払いするサービス。カード手数料を含み、10%の手数料が上乗せされる。「ごちめし」アプリのほか、ウェブページからでも利用できる。

ごちそうさまを先払いできる「さきめし」

「ゲストとしてごちる」から購入し、「ごちのリンク」を保存しておく

◆未来のお客さんになる「キッチハイク」  料理人とお店とユーザーをつなぐ「KitchHike」のプラットフォームを利用し、3月1日から「#勝手に応援 プロジェクト」がスタートした。未来に使える飲食代チケットを販売し、決済手数料の5%が上乗せされる。

原価BARでも開催したことがある「キッチハイク」

応援したい飲食店のチケットを購入。チケットを見せることで飲食代から値引きされる

◆将来飲むボトルをキープできる「Bottle Keep Tokyo」  深夜酒類提供飲食店営業の届出をしているバーや居酒屋などで、ボトルキープの先払いができるサービス。まずは、東京、大阪をはじめ8都府県の飲食店の登録をスタート。利用料は無料で、ユーザーは自分でお店の銀行口座に振り込みを行う。

珍しく、BARが多数登録されている応援サービス「Bottle Keep Tokyo」

応援コースと自分の情報を入れて申し込むと、すぐに振り込み先が表示される

◆未来の予約を先払いする「AutoReserve」  レストラン予約代行サービスが提供する「先払い予約」サービス。未来の予約をすると、少し料金がお得になるのが特徴。割引率や予約可能期間は店舗側が設定できる。掲示される料金には、決済手数料と振込手数料が含まれる。可能なら高いメニューを購入してあげよう。

「先払いでお得」カテゴリーから店舗を選ぶ

「予約する」をクリックして、決済手続きを行う

 ちなみに、クラウドファンディングを利用して、飲食店もしくはお店のファンが企画を立て支援を集っているところが増えてきた。そんななか、なんとコロナ支援ということで、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」「MOTION GALLERY」がサービス手数料をゼロにする支援策を公開した。決済手数料は必要になるが、とてもありがたい取り組みだ。

「CAMPFIRE」

「MOTION GALLERY」


注意点は1つ。キャンセル返金や店が潰れたときは自己責任

 この取り組みは、応援する気持ちから生まれている。支援するユーザーも、割引きに目がくらんで購入するのではなく、応援の気持ちを持ちたい。そのため、利用手数料は基本的にユーザーが負担する。もし、料金に含まれていたり、割引き提示のあるサービスなら、そもそもの金額が大きいメニューを選び、飲食店にお金を渡してあげたい。  購入したチケット有効期限はよく確認すること。サービスによって、まちまちなのだ。店舗の経営にもかかわるので無制限にはできないし、法律にも引っかかってしまう。とは言え、短すぎるとコロナの影響が落ち着いているかどうかがわからない。必ずウェブページに明記されているので、見逃さないように。  また、通常サービス時にはキャンセルできたとしても、コロナ支援の場合は基本的にキャンセルできない。店側にお金がすぐに支払われるためだ。さらに、倒産した場合も返金はない。倒産させないように応援する。キャンセルなんかしない。倒産しても行けなくなっても、そのお金は使ってくれ、という気持ちを持てる飲食店を応援するようにしよう。お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「Wi杯」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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