コロナが生んだ「新たな格差」失業者たちの未来はどうなる?
―[プロ経営者・中沢光昭]―
コロナショックによって、世の中のかなりのものが実は不要不急であり、なくても別に生きていけるという認識になってしまい、「総去勢社会」になっていくような恐怖に似た感覚になりました。
今まで非正規労働者が支えていた旧来型のエンタメ産業(飲食、ホテル、ファッション性の高い小売、イベント関連など)は人間の生活を豊かにするためにも必要なものだとされてきたはずでした。しかし、それが「プチ贅沢」という位置づけにされたため、実質的な失業者が増大しました。
カネがかからない「そこそこの楽しみ」が選ばれる
デジタル化が生み出す「新たな格差」

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株式会社リヴァイタライゼーション代表。経営コンサルタント。東京大学大学院修了後、投資会社、経営コンサルティング会社で企業再生などに従事したのち、独立。現在も企業再生をメインとした経営コンサルティングを行う。著書に『好景気だからあなたはクビになる!』(扶桑社)などがある
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