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コロナで月収10万円ダウンした40代バイト、給付金40万円もすぐ消えた…

 将来に向けて資産形成を……という意識の高い話は耳が痛い。40代の“貯金ゼロ”は23.2%もいる(「20代・30代・40代の金銭感覚についての意識調査2020」SMBCコンシューマーファイナンス調べ)。コロナ禍で収入減や休業に直面しても、子供にかかる費用は変わらないし、ローン返済も待ったなし。ならば、危機的な状況でもたくましく生きる“貯金0円家族”のお宅を訪問し、独特すぎるそのサバイバル術を学んでみるのはいかがだろうか?

コロナ禍で月収10万円ダウン、タダの資材をDIYで記念品に

[貯金0円家族]の危機

マスクは再利用。どれも黄ばんでいるが衛生面は大丈夫だろうか

 コロナ禍は物流業界にも大きな影響をもたらした。バイク便のアルバイト10年目で、2児の父でもある松田隆司さん(仮名・44歳)は、手取りが30万円から20万円にダウン。出口の見えないトンネルから抜け出せないでいる。 「企業がバイク便を利用する機会は年々減少傾向にありますが、中国からの部品を輸入していた一番大きなお得意先のおもちゃ会社との契約が、中国工場の稼働が停止したことで解除。日本で緊急事態宣言が出される前、2月後半から3月頭には確実に仕事に影響が出始めていました。緊急事態宣言の解除後も、コロナによる失業者の流入が多く、ライダーが増えすぎて仕事が回ってきません」
[貯金0円家族]の危機

以前、事故物件に住んでいたときにお祓いのために購入した日本酒には黒い沈殿物が

 在宅勤務者が増えたことで、バイク便の需要は一定数あるが、完全歩合制のため収入は不安定だ。 「それに、ガソリン代やバイクの整備費用は自腹なんです。社長に頼み込んで、事務作業や他のライダーのバイク整備をさせてもらい、それらの手当でなんとか手取り20万円をキープしている状況。同僚も同じく厳しいよう」
[貯金0円家族]の危機

ユンボに轢かれてひしゃげた奥さんの自転車。さらにサビつき、乗れないことはわかっているが放置

 コロナ以前は妻も喫茶店のアルバイトで家計を支えてくれていたが、不運は続く。 「2月に妻のバイト先にユンボが激突したんです。慰謝料をめぐり建設会社ともめ、そのままコロナの休業要請でお店は一時閉店。6月から営業を再開したのですが、営業時間の短縮によって収入は大きくダウン。以前は10万円ほどの月収がありましたが、今は5万円程度。2人合わせて25万円くらいですが、固定費を払えば手元に残るお金はなし。最近、結婚記念日を迎えたのですが、お金がないので近所の資材置き場近くに捨ててあった端材に、家族のイラストを描いてプレゼントしました。気持ちだけでも嬉しいと言ってくれた妻には頭が上がりません」
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家族4人が集うリビング、狭いほど幸福度も高い!?
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年収100万円で生きる-格差都市・東京の肉声-

この問題を「自己責任論」で片づけてもいいのか――!?
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