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『ドラゴン桜』をバカにする東大生たち。底辺高から東大合格は不可能なのか

 現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。

『ドラゴン桜』に否定的な東大生たち

 みなさんは『ドラゴン桜』というマンガをご存じでしょうか? 『ドラゴン桜』は下克上東大受験をテーマとしたマンガで、2005年には阿部寛さんの主演で実写ドラマ化もされました。  現在は続編となる『ドラゴン桜2』が連載中であり、こちらもまた阿部さんの主演で実写ドラマ化が決定しています。  このマンガの面白いところは偏差値的に落ちこぼれな「勉強の弱者」たちが、人生の一発逆転を狙って東大受験を志すというところにあります。  劇中で紹介されている勉強法やメンタル維持のメソッドなどは現実でも十分使えるような代物で、受験生時代、僕もこのマンガには非常に助けられました。  しかし、当の東大生たちは実はこのマンガに対して否定的なのです。『ドラゴン桜』というマンガは東大生たちにまったく受け入れられていません。なぜなのでしょうか? 今回はその理由を考えていきたいと思います。

『ドラゴン桜』は非現実的なのか?

 なぜ東大生たちは『ドラゴン桜』に否定的なのか。それはひとえに彼らが『ドラゴン桜』的な逆転合格を不可能であると考えているからです。  確かに偏差値でいえば40を割ってしまうような底辺高校から東大への一発逆転下克上受験ストーリーはセンセーショナルではあるものの、現実的には難しいといわざるをえません。  ましてや、たった1年で東大と渡り合えるようなレベルに押し上げるのは無理であると信じているからこそ、彼らは『ドラゴン桜』をバカにします。  これは彼らが身をもって東大受験を体験しているからこその感想です。彼ら自身、過酷な受験競争を勝ち抜いて東大に入ってきた猛者であるからこそ、「底辺から東大に合格するなんてことはありえない!」と決めつけてしまっています。  しかし、本当にそうなのでしょうか? 東大に入るために必要なのは頑張った時間でもなく、頑張った量でもなく、「東大に入るのに必要なだけの知識と、それを使いこなすための経験」です。  有名進学高出身の受験生たちはこの知識と経験が膨大であることは否めませんが、1年でこれを用意することは本当に不可能なのでしょうか?
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