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小林よしのり氏「わしを『モーニングショー』に呼んで」TVが言わないコロナ論

スウェーデンの「緩和政策」は失敗したのか?

――『コロナ論12』や『新型コロナ――専門家を問い質す』のなかでは、日本も目指すべきという意味合いでスウェーデンの「緩和政策」を取り上げている。だが、人口1000万人のスウェーデンではこれまでに約35万人が陽性となり、約7800人が死亡。グスタフ国王はインタビューを受け「(自国の政策は)失敗だったと認めた」と報じられている。 小林:メディアは明らかな「誤報」を流している。報道を受けて、すでにスウェーデン王室は「国王の発言は非政治的なものであり、政治批判ととってはならない」とするコメントを出していますよ。  グスタフ国王はパンデミックの犠牲者に対する共感の言葉として言ったものだが、これを世界中の集団免疫反対派から意図的に捻じ曲げられた。国王は立憲君主だから、政府の政策を批判したら憲法違反になる。あり得ないことだ。ただ、ここで一つ断わっておきたい。わしはかねてからスウェーデンに成功して欲しいと願っているが、「緩和政策」は本来、「ファクターX」を持つ日本でこそやるべきだったと思っている。  欧州は多くの犠牲者を出していることからも、スウェーデンで緩和政策をとることは危険だったかもしれないが、よくやってくれたと感嘆するし、世界の感染症対策の未来に大きな貢献をしたと思っている。失敗は移民の看護師が多い介護施設だけだった。そこは、スウェーデンの感染症対策責任者で疫学者のテグネル氏もわかっている。

インフルエンザとコロナの脅威を比べると

コロナ論

指定感染症二類に分類される新型コロナだが、季節性インフルエンザは直接死3000人、誤嚥性肺炎など「間接死」を含めれば毎年1万人が亡くなる。そのため新型コロナも同等の五類に下げるべきとの意見も多い。二類のままでは、指定医療機関でしか治療できないため、さらに感染者増加が予想される1~2月をこのまま迎えれば、誤った政策による医療崩壊を招きかねない

――新作『コロナ論2』でも、前作に引き続き専門家やテレビメディアを痛烈に批判している。 小林:コロナ第一波が起きた当初、テレビのなかでも一番、視聴者の恐怖を煽りに煽った『モーニングショー』がもっとも視聴率を稼いだ。これに味をしめて恐怖を煽れば視聴率がとれると考えた製作者が増えたわけだが、視聴率1%=100万人が見ているので影響力は絶大だ。  季節性インフルエンザの死者は1年で3000人、「間接死」を含めると約1万人が死んでいる。これに対して、コロナの死者は12月24日で3000人強。現時点で、風呂場の浴槽で誤って「溺死」する約5000人よりも少ないんです。  インフルの感染者は毎年約1000万人にも上り、これを365日で割ると1日当たり3万人の感染者を出していることからも、たとえPCR検査の陽性者数が1日当たり5000人を超えたとしても、インフルに比べればコロナの脅威は格段に小さいと言っていい。
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「発信場所を持っているわしが、誤った情報を正さなきゃいかんのよ」
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ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論2

専門家とメディアが作り上げたインフォデミックによって我々は「1億総強迫神経症」になってしまった――。予約段階で重版が決定し、前作と合わせて累計10万部の問題作。宮沢孝幸氏へのロングインタビューも収録

渾身の問題作『コロナ論2』発売前重版決定!

 前作『ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論』に続き、『コロナ論2』でも専門家とメディアが作り上げた数々のコロナの「ウソ」を科学的データと歴史的知見を駆使して一つひとつ暴く。

 PCR検査万能主義、マスク全体主義、治療薬アビガン、医療崩壊。そして、コロナによって炙り出された日本人の死生観とは……。

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