楽日を迎えられた奇跡、経済活動維持のためのPCR検査の意義/鴻上尚史
楽日を迎えられた奇跡、経済活動維持のためのPCR検査の意義
『ハルシオン・デイズ2020』の東京26ステージ、大阪3ステージ計29ステージの全公演が無事終わりました。
もう奇跡だと思います。
もちろん、稽古と本番をあわせた三カ月弱、毎日、検温して消毒して稽古場と劇場に入り、小道具や机、椅子、床を殺菌消毒し、顔合わせの飲み会も懇親会もやめ、PCR検査を結局、二週間ごとに計6回受け、できうる感染対策はすべてしたつもりです。
でも、奇跡だと思います。
僕はアマチュア時代もプロになってからも、楽日(公演最終日)に泣いたことはありません。でも、今回は、大阪公演の楽日に安堵のあまり泣くかなと思っていたのですが、他のカンパニーに陽性者が出て、公演が延期になったり中止になったりしている情報が続々と入ってきて、まったく、そんな気持ちはなくなりました。
自分達は、なんとか最終日まで来たけれど、感染の危険と綱渡りしているカンパニーのことを思うとヒリヒリとした思いが溢れてきます。
奇跡だと思っているのは、感染者を出したカンパニーも、間違いなく万全の感染対策はしていたはずだと思えるからです。
特に、知り合いが出ていたり、プロデュースしていたりすると、どういう対策をしているか、お互いに分かります。
僕達が今回やっていたことと、そんなに違いはありません。
大規模なPCR検査に反対する人も
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