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50歳で約4割の「貯金0円世帯」、見直すべきは住居費。老後におすすめの移住先は

高齢者シェアハウス、向いている人の特徴は

50歳貯金0円男の老後

下町の古民家を改造したシェアハウスも多い。老人向けに手すりをつけるなど改装が必要だという。

 シェアハウス生活に向いているのはどんな人なのだろうか。 「経済的に自立していないとトラブルのもとだし、コミュニティに溶け込むには精神的な自立も必要。何でも他人任せにしてしまう人は向いていませんね」  R65不動産では都内を中心に12棟のシェアハウスを管理。現時点では高齢者向けシェアハウスの運営実績はないが、実現に向けた青写真を描いている。 「高齢者と若者が共同生活を送るスタイルも面白いと思っています。一つのリビングルームに介護を受けている高齢者がいれば、就学前の子供やそれを見守る親もいる。ご近所付き合いの延長線上にあるコミュニティを、家の中でつくれないものかと模索しているところです」  寂しい生活はまっぴら。安価なシェアハウスは老後の味方だ。
50歳貯金0円男の老後

中山登志朗氏

【不動産アナリスト 中山登志朗氏】 LIFULL HOME’S総研副所長。不動産市況分析のプロとして、新聞、雑誌、テレビへの寄稿、出演多数。不動産市況セミナーで年間数多くの講演を行う

山本 遼氏

【高齢者向け賃貸住宅情報サイト運営 山本 遼氏】 R65代表取締役。シェアハウスや日替わり店長のスナックを運営する傍ら、高齢者向けの賃貸住宅を精力的に紹介。自身もシェアハウスで暮らす <取材・文/山田剛志(清談社)>
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