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菅総理はサラリーマン的に“人事”で脅す。笑うしかない裏側に迫る<前編>

「値下げの政治家」と人気取り

内山:菅内閣は携帯料金の値下げや、ハンコの廃止、デジタル庁の新設などみんなが喜びそうな、わかりやすいことを次々と実施しています。「値下げの政治家」と映画内でも喝破してますが、民意に添ったと言えば聞こえはいいですが、目先の人気取りとも言えますね。  近い将来はもちろん、「50年後、100年後の日本をより良いものにするために、今、自分はこういうスタンスで政治の舵取りをしている」というビジョンを語るべきなのに、そういうメッセージは全く受け取れません。

一貫性のなさをどうやって滑稽に見せるか

――菅首相は安倍元首相の後継者として内閣総理大臣に就任しました。いいか悪いかは別として、安倍元首相は「美しい日本」のように作りたい日本のイメージがありましたが、菅首相からは「自助・共助・公助、そして絆」というキャッチフレーズが就任当初に出たのみで、政治ポリシーがあるように感じません。そのあやふやさについて最初からクローズアップしようと思っていたのでしょうか。
菅総理

©2021『パンケーキを毒見する』製作委員会

内山:菅首相の発言に一貫性がないことをどうやったら滑稽に見せられるかということは考えていました。最初に上西先生に言われたのは「国会中継は面白い」ということだったんです。どれだけ論理が破綻していることを言っているのか、見ていると笑えるからと。  あやふやさについてクローズアップしようとしていたわけではなく、事実を積み重ねて検証していたら「やはりあやふやであることがわかった」という感じです。 ======  後編では劇中で取り上げられている権力を監視するメディアの役割や自民党一党支配が続く理由などについて聞きます。 【後編を読む】⇒「菅総理はトップの器じゃない」パンケーキにダマされた <取材・文/熊野雅恵 ©2021『パンケーキを毒見する』製作委員会>
ライター、合同会社インディペンデントフィルム代表社員。阪南大学経済学部非常勤講師、行政書士。早稲田大学法学部卒業。行政書士としてクリエイターや起業家のサポートをする傍ら、映画、電子書籍製作にも関わる。
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