<プロ野球>コーチの数は成績にどう影響するのか。12球団のコーチ数と成績を比較してみた
日本一のヤクルトのコーチの数は「平均的」 オリックスはコーチ陣の1,2軍制を廃止し成功
面白いのは日本一となったヤクルトのコーチ1人あたりの選手数がほぼ真ん中の12球団中6位の4.11人で、なおかつ全球団平均4.16にもっとも近似していたことである。もちろん選手やコーチの実力もあるだろうが、よくある「コーチの指示がバラバラすぎて選手が混乱する」などとよく言われる中で「ちょうどいい」というのが、もしかしたら4.11人という数字なのかもしれない。 パ・リーグを制覇したオリックスは9位タイの4.36人。選手総数が3位という大所帯寄りの球団の割にコーチ数が少ない球団だったということになるのだが、今年のオリックスはシーズン前から「コーチの1,2軍に分けない」という斬新な方針でシーズンを戦っていた。 指導者の数は比率的に少なく、数字上は指導に苦しみそうな体制だったが、1,2軍の意思疎通がとりやすい体制を1年間徹底した結果、チームが強くなったという結果が出たわけである。 もし来年もこの「1,2軍でコーチを分けない」という方針でうまくいった場合、これからのコーチの在り方が大きく変わるのかもしれないので、来季もオリックスに注目したい。我が道を征く中日 来季もコーチ少人数
―[数字で見るプロ野球]―
公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。Twitter:@signalright
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