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「射精まで10分程度」障害者の性介助サービスを行う40代女性が語る、“やりがい”を感じる瞬間

濡れたタオルで男性器をふいて…射精介助の流れ

――射精介助の流れを教えてください。 鈴木:利用者のご自宅に入室して手洗い・うがい後、その日の体調をうかがいます。体調に問題がければ、雑談をしながら、濡れたタオル・ローション・手袋・コンドームなど一式を用意。その後、利用者のズボンを下ろし、濡れたタオルで男性器をふいて、ローションを付けてマッサージし、ある程度勃起した段階でコンドームを装着します。もたついてしまうと、装着のタイミングを逃してしまうので、素早く装着できるように準備しておきます。  マッサージの強さや早さの加減など、人それぞれ意向が異なります。なかには、触ってすぐに射精された方も。具体的に意向を伝えていただけると、進めやすいですね。射精介助の時間はだいたい10〜15分。入室から退室まで30分で終わります。

不思議な関係性だからこそ成り立つ会話

ホワイトハンズ

15年ほど介護職に携わり、昨年から射精介助の仕事を始めたケアスタッフの鈴木さん

――ケアスタッフを務めてやりがいを感じたことはありますか。 鈴木:現在、定期的に依頼をいただいているのは筋萎縮性側索硬化症(ALS)という病気を抱えている方です。病気の進行が早く、日を追うごとに自分でできないことが増えている状況のなか、「射精介助を受けることが唯一の楽しみ」と仰っています。そういった言葉を聞くと、自分が求められている、役に立っているような気がして嬉しいですね。介護の仕事の夜勤明けで「疲れたな」と思う時も、射精介助に行くと疲れがとれた気分になります。  利用者の方とは不思議な関係なんですよね。友だちでもないし、ヘルパーでもない。だからこそ、できる会話もある。それが面白い部分でもあります。 ――利用者と提供者はどのようにマッチングされているのでしょうか。 鈴木:初回のみホワイトハンズを仲介して利用者とやり取りし、基本的に2回目以降はLINE WORKS(ビジネス版LINE)で利用者と直接連絡を取り合うかたちになっています。管理者であるホワイトハンズがトークの履歴をモニタリングでき、問題があれば対処されるので、スタッフとしては安心です。
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ケアの料金は30分5000円
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