理系美容師に聞く「本当に正しい薄毛対策」
薄毛対策と言えば、プロペシア治療などが王道。だが、「それより前に試すべきことがある!」と断言するのは現役美容師。その「アナクロにして新鮮な理論」とは?
我が担当美容師であるWさんは、美容師さんにしては珍しい理系の薬学部出身で、シャンプーやパーマ液の成分オタクだったりします。そんなWさんの語るウンチクを毎回のカットのたびに楽しく聞いているわけですが、先日、このコラムのネタにでもなればと思って「薄毛対策」を聞いてみたところ、私的には目からウロコな話が聞けたので、ここに紹介する次第です。
本当に正しい薄毛対策、それは「何はさておきマッサージ」!
そんなの知っとるわい!と皆さん思われたかもしれません。では、なんのためにマッサージをするのか。血行をよくするため、と答える人が多そうですね。ですがノンノン、それだけではないのです。そのココロは「毛穴をタテにする」ということにあるんだそうです。
薄毛の原因として有名なのは、「男性ホルモンが毛母細胞の活性化をジャマしている」というもの。ですが、それ以外にも注目すべきは「毛穴がナナメになっているため、毛が正常に表に出にくくなっている」という症状。
トイレットペーパーのロールに例えて図解してみました。
とりわけ「頭頂部」は、重力によって頭皮が下に引っ張られるので毛穴がナナメになりやすいんだとか。
ナナメになった毛穴をタテに戻すには、毎日のシャンプー時に5分ほどマッサージを行うのがオススメです。「人差し指~小指まで4本分の指の腹を使って、円を描くようにマッサージ」(Wさん)すべし。
“血行を良くする”が謳い文句のサプリやシャンプーでお茶を濁さず、直に頭皮に働きかけるのがポイントです。
ただし、ゼッタイにやってはいけないのは、薄毛の部分をトントン叩くこと。
ナナメってる毛穴を叩けば、こんな感じにつぶれてしまいますからね!
ちなみに、頭皮をスッキリさせるためにアルコール成分が入っているシャンプーは、頭皮(タンパク質)を凝固させて毛穴を塞いでしまう恐れもあるそうなので要注意とのこと。適度な皮脂は、畑の水と肥料のようなもの。目の敵にする必要はありません。
というわけで、最近、頭頂部がさびしいあなたは、ぜひとも明日からマッサージ!
取材・文/琵琶子

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