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300台の萌車が集結!足形ひめたま痛車祭レポート

300台の萌車が集結!足形ひめたま痛車祭レポート “痛車”という車を見かけたことはあるだろうか。アニメやゲームなど、いわゆる萌え系のステッカーを車のボディにデカデカと貼り、周囲の好奇な視線を一身に浴びるカスタムカーのことである。そんな痛車が一堂に会するイベント「第9回 足利ひめたま痛車祭り」が栃木県足利市で開催された。  会場となったのは森高千里の名曲「渡良瀬橋」の舞台となった渡良瀬橋からほど近い利根川の河川敷。見渡す限り、痛車が並ぶ光景は壮観というか異様ではあるが、アニメやゲームといっても、ANAのピカチュウジェットのようなメジャーな作品をモチーフにしたものは少ない。記者にも認識できたのは、ジョジョとエヴァンゲリオン、進撃の巨人くらいで、「何か可愛いアニメの女のコが描いてあるなぁ」という感想しかない。 300台の萌車が集結!足形ひめたま痛車祭レポート⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=738383 「もともとは足利市の地域振興に作られた『ひめたま』というキャラクターを押し出すイベントでしたが、噂を聞きつけたマニアの参加が殺到してここまでの規模になりました。痛車オーナーは大きくわけて2タイプに分けられます。純粋なオタクが痛車に乗りたくて車を購入、デコレーションするタイプと、走り屋、ドリフト族などの改造車マニアが“より走りをアピールできる”ことを狙ったタイプですね」(主催の宮下文成氏)  両者の違いは車種を見れば一目瞭然。絵柄を配置しやすいミニバンでボンネットにぬいぐるみが置かれていたり、等身大の抱き枕、フィギュアが助手席にあればほぼ前者。逆に後者はGTRやシーマ、セルシオなどのスポーツカータイプ。『シャコタンブギ』に出て来るタイプの車であれば、痛車であっても“走り屋タイプ”と判別することができるのだ。
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アイドルのステージもイベントを盛り上げる。こちらはリサメロディーちゃん

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(写真左から)声優、芸人、ご当地アイドルの異色アイドルトリオ・最終未来兵器mofu

「最近はカッティングシートの素材など、品質、技術も革新して、比較的安く装飾することが可能になりました。安い中古のステップワゴンを買ってきて、30万円もかければ車体すべてにイラストが施された痛車の出来上がりです。そこから車高を低くしたい、マフラーをかえたいなどの改造に走る人もいますね」(宮下氏)
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会場では、カスタムの相談や当日受付の窓口も多数設けられていた

 写真を見ればおわかりのとおり、痛車のベースになる車についてはそれほど重複がなく、「自分が楽しければそれでいい」という痛車オーナー独特の価値観が伝わってくる。宮下氏によれば、「大会参加希望者は5年前と比べても、10倍近くに増えています」とのことなので、公道で目にする機会も増えていくことだろう。 <取材・文・撮影/日刊SPA!取材班>
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