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3万2000円出しても後悔しないキーボード。高価格でも許せる使いやすさとは?

 職人は道具にこだわる、それはPCで作業するビジネスパーソンにも言えること。長時間PCに向かって執筆し続ける筆者のようなライターは、PCはもちろん、入力デバイスも厳選する。この8年くらいは、PFUの「HHKB Professional Type-S」というキーボードを利用しているのだが、その最新モデルが12月10日に発表された。スゴイ進化を遂げているうえ、筆者の経営する原価BARともコラボしているので、ご紹介したい。

最高級キーボードが「HHKB」が大幅に進化した!

8年間故障知らずはもちろんキートップの印字のかすれも皆無!

「HHKB」とは「Happy Hacking Keyboard」の略で、1996年12月から発売されているコンパクトな高級キーボードシリーズのこと。プログラマーが生涯使える理想的なキーボードを目指し、20年以上も進化を続けてきた。  キー入力方式に静電容量無接点方式を採用しており、しっとりとした打ち心地が特徴。キーストロークが深く、安価なキーボードのぺちぺちした感じがない。キー配列は特殊だが、キーボードサイズがコンパクトなので手首をそれほど動かさなくてもタイピングし続けられるのがうれしいところ。短い時間で大量に入力するのに適している。  耐久性も半端ではない。筆者は500日前からタイピング数を計測しており、1日平均で約2万8000タイピングしていることがわかった。使い始めてから3000日を過ぎているので、少なくとも8500万回以上はタイピングしている。HHKB以前は、半年から1年でメカニカルキーボードを駄目にして買い換えていたが、この8年間は故障はおろかキートップに印字されている文字のかすれさえ起きていない。

この8年間使い続けてきた有線&静穏タイプのHHKB。海外出張にも持参している

 2016年に待望のワイヤレスタイプのHHKBが発売され、当然使ってみたのだが、2点気になるポイントがあった。筆者が使っていた「Type-S」はタイプ音が静かなのだが、通常モデルはちょっと高い音がする。事務所では問題ないのだが、飛行機やコワーキングスペースで使うのはちょっと気が引けてしまった。  また、ワイヤレスの使い勝手はいいのだが、事務所で使うときはUSB接続で使いたいもの。USBケーブルは付属しているが、PCにつないでも給電だけ。つまり、USBケーブルでつないでいても、Bluetoothでの接続が必須だったのだ。

HHKBの最新モデルで今までの不満がすべて解消!

 そんななか、12月10日に満を持して、両方のニーズに応えた新モデル「HHKB Professional HYBRID Type-S」がお目見えした。Bluetooth接続とUSB接続の両方に対応し、静音性も確保。もちろん、極上のキータッチは健在だ。本体のUSB端子は流行のType-Cコネクタで、Bluetooth接続は最大4台までのPCとペアリングできる。

新モデル「HHKB Professional HYBRID Type-S」

静音タイプを示す「Type-S」がワイヤレスタイプにも登場

 新機能としては、キーマップ変更機能を搭載。Windows向けの専用ソフトでキーの配列を自由に変更できるのだ。ソフトでエミュレーションしているのではなく、設定はHHKB本体に保存するので、他のPCやスマホで使う時にも、同じキー配列で利用できる。

ドラッグ&ドロップで好みの配列にカスタマイズできる

「HHKB Professional HYBRID Type-S」は、ワイヤレス接続でも最上の打ち心地と静音性が実現。大量のプログラムや文章を入力する人にオススメの最高峰キーボードといえる。価格は3万2000円(税抜)と高いが、8500万回叩いてもびくともしない耐久性を考えると、長い目で見れば元が取れるはず。アウトプットが増大して、収入アップにつながるかもしれない。  これまでは、海外出張にも有線のHHKBを持参していたが、やっとワイヤレス接続で利用できるようになる。次の出張が楽しみだ。

専用ケースに入れれば、HHKBを持ち出すことだってできる

 販売はPFUダイレクトからのみとなる。その代わり、実際に商品に触れるタッチ&トライスポットが東京と大阪、名古屋に用意される。雑貨を扱う「SUPER CLASSIC」と「アシストオン」、そして五反田にある「原価BAR」で実機をチェックできるのだ。

原価BAR五反田店でHHKBの実機をチェックできる。飲みながら体験してください

「原価BAR」の壁面にHHKBのほぼ全モデルを展示するので、自由に手に取ってチェックできるようになっている。電池も入れているので、ぜひ手持ちのスマホやタブレットにつないで打鍵感を味わってほしい。触れることはできないが、レジの上には2006年に発売された伝説の「漆塗HHKB」も展示している。さらに、HHKBオリジナルのビール「HHK BEER」も販売しているので、ぜひ飲んでいただきたい。お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「Wi杯」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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