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稼ぐキャバ嬢は「テンションの上げ方」を知っている――歌舞伎町10億円女社長の教え

 こんにちは、内野彩華(うちのあやか)です。  新宿・歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗経営する、年商10億円の歌舞伎町の女社長。そんな私が野心の大切さを説く、この連載。第24回は「優秀なキャバ嬢がどんなお客様とも盛り上がれるワケ」です。
名刺交換

※画像はイメージです(以下同じ)

 営業はコミュニケーション能力が大事だと言われます。さて、コミュニケーション能力とは具体的にどういうことなのでしょうか?

あなたは笑えないダジャレに笑えるか?

 今回は、私が営業をはじめたばかりの時代を振り返って、お客様との正しいコミュニケーションの取り方についてお話したいと思います。  18歳のとき、キャバクラにはじめて体験入店に行った日のことは今でも鮮明に覚えています。先輩のキャバ嬢が、日常のとてもつまらない話をとても楽しそうに話しているのには驚いたのです。  そのうち、お客様が笑えないダジャレを言うと先輩キャバ嬢は本当に楽しそうにケラケラと笑い、自分もつまらないダジャレを連発してまた笑っていました。私は「こんなことは私には絶対にできない」と思いました。  そして、それらのやり取りを傍観していると、ますますバカらしくなってきたので、私は仏頂面でずっとその席に座っていました。

仏頂面のまま移った席のお客様は?

 次についた席はとても楽しい席でした。  お客様が私に気を遣ってくれてドリンクを飲むように勧めてくれて、場内指名も入れてくれました。「かわいいね」「若いのによく働いて偉いね」と言われて、私はすっかり上機嫌になりました。  そして、広島時代の話や、上京したてで、東京に知り合いがまったくいないことなどをノリノリで話して、本当に楽しい気分で席を後にしました。  私はテンションが高いまま、さらに次の席につくことになりました。
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さらに次の席にいたお客様は……
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新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中

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