第393回

12月10日「池袋の某噴水前みたいな」

・なんだか騒がしいと思って1階に降りてみたら、廊下にステージ組んでアイドルイベントをやってたぞ。『中野ブロンディーズ』っていうお芝居のプレイベントらしい。このスペースをこういうふうに使うのは良いアイデアだ。もう秋葉でやっても目立てないしね。

・中野ブロードウェイってまだまだいろんな可能性がある。住人や店舗経営者に理解のある人が多いことも、嬉しい。

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12月11日「書きすぎ」

・『ポメラ』のせいで原稿が進みすぎている。携帯ゲーム機みたいにどこにいてもついつい取り出してしまう。来年の3月の仕事まで終わってしまって、途方に暮れている。運動靴の具合がいいからいっちょジョギングしてみよう、って走ってるうちにランナーズ・ハイ、って感じ。

・キーボードが外れる問題は購入店舗(家電量販店のPCコーナー)ではあしらわれたが、メーカーのキングジムに問い合わせたら即座に新品に替えてくれた。対応はとても迅速で親切だった。業界外部からの参入だから商品がしっかりしていても流通が大変なのかもしれない。これからこういう新製品は増えていくだろうが、ますますネットで買おうって気になってしまうよ。小売店がどんどん潰れていく状況は気の毒だけど、不景気だけでなく不勉強のせいもあるんじゃないか。

・iPhoneも不具合あったらアップルに聞いた方がいいみたいだけど、ソフトバンクのショップで契約した人は普通そうは思わないよね。

12月12日「そんなシーズン」

・以前、地方の新聞に書いたコラムが、大学の入試問題に使われていたらしい。こういう話、とてもうれしい。真剣に読んでくれて、何らかの形で共感してくれて、選んでくれた人がいるということが。

・というか入学試験ってもう始まってるんだね。がんばって下さい。

PROFILE

渡辺浩弐
渡辺浩弐
作家。小説のほかマンガ、アニメ、ゲームの原作を手がける。著作に『アンドロメディア』『プラトニックチェーン』『iKILL(ィキル)』等。ゲーム制作会社GTV代表取締役。早稲田大学講師。