第472回

7月7日「デジタル時代への舵取り」

・おなじみカリスマ編集者・太田克史さんのお誘いで「星海社」設立発表会に。講談社出資による社員起業だ。営業畑から太田さんとタッグを組んで数多くのベストセラーを送り出してきた杉原幹之助さんが社長、太田さんが副社長。

・ウェッブサイトに基盤を置いた出版を行なうということ。このビジネスモデルは全く新しいものだから、理解しようとするなら、今までの業界のしきたりやシステムのことをいったん全て忘れるべきだろう。出版系の取材者の方々からピント外れの質問もあり、太田さんとしてはもどかしかったかもしれない。こういうところで無理に説明するより、実践していった方がいいよ。

・さて太田さんには最近、大塚英志さんにも紹介してもらって感謝。大塚さんのご厚意で7月14日神戸芸術工科大学で特別講義させて頂く。デジタル時代のクリエーター戦略について話す予定。これは実験的にニコニコ生放送します。

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PROFILE

渡辺浩弐
渡辺浩弐
作家。小説のほかマンガ、アニメ、ゲームの原作を手がける。著作に『アンドロメディア』『プラトニックチェーン』『iKILL(ィキル)』等。ゲーム制作会社GTV代表取締役。早稲田大学講師。