コンセプトは「女子の部屋」。パジャマ女子とまったりする夜

 先日、久しぶりに呼ばれた合コンで、20代OLの、いわゆる「キラキラ女子」に遭遇したスパムです。都内でOLとして働く彼女はインスタで毎日のようにオシャレ写真をUPしているそうだが「こんなキラキラ生活を毎日してて疲れないの?」などと聞くと、「いやぁ実際には写真だけで、休みとか毎日パジャマのままゴロゴロしてるんだよねぇ」という意外な答えが。

 オシャレボトルに入ったドリンクなどインスタ受けしそうな写真を上げつつも、実はパジャマのままで、めんどくさいからと着替えすらしないんだとか。おいおい“キラキラ偽造”じゃないか!と思う半面、男子的には家で見せる無防備なパジャマ姿のほうがポイント高かったりするのも事実。そんなわけで今回は「女子の家」をコンセプトにした店で、パジャマ姿の美女を愛でることにした。

部屋だから見せる無防備な姿を楽しめ

sugar house(シュガーハウス)

写真中央が家主の芽愛さん(22歳)。女のコは20代前半を中心に20人ほどが在籍中。夜の仕事は未経験で入ってくるコが多いとか

 向かったのはJR五反田駅から徒歩5分ほどにあるカフェ&バー「sugarhouse」だ。入居するのは歓楽街にある怪しげな雑居ビル。しかし、不安に駆られつつ入店すると目の前の景色が一変し、そこはアロマの香りと白を基調にしたインテリアに囲まれた“ザ・女子部屋”だった。やけに幅が短いカウンターテーブルに座ると、家主(店長の愛称)の芽愛さん(22歳)が登場。幅が短いので普通のガールズバーよりも距離感が近く、お顔が目の前にある……。まず乾杯して一息。聞けば、この内装は家主の実際の部屋をモチーフにしているそうだ。

「普通のキャバクラとかガールズバーとは一味違った空間にしたかったんですよね。それで小物とかぬいぐるみとかを私の部屋から持ってきたんです。ウチ、ぬいぐるみがありすぎてベッドで寝られないくらいなんで(笑)」

sugar house(シュガーハウス しばらく飲んでいると、出勤してきた女のコが部屋の中央に置かれた化粧台でメイクを整えている。

「こういうシチュエーションも部屋ならではでしょ? なかにはスッピンで働くコもいますけど、それも部屋なんでOKかなって」

sugar house(シュガーハウス)

部屋に置かれた化粧台で、出勤してきた女子たちがメイクを始める。その姿を見ながらお酒を飲んで「女子の部屋に遊びに来た感じ」をより楽しめる

 そんな同店では衣装にモコモコ生地で人気のルームウエアブランド「ジェラートピケ(ジェラピケ)」を採用。見た目のかわいらしさもさることながら、この衣装で座るときの無防備なチラリズム。これが見たかったんや!

「ジェラピケって機能性よりも『かわいく見えて彼氏が喜ぶから着たい』って思うブランドなんですよね。女のコにとっての勝負パジャマ。それに、これだけで暖かいから中は下着だけで十分なんですよ」(スタッフのれんさん)

sugar house(シュガーハウス)

部屋着ならではのチラリズム!

 そんな話を聞きながら、気がつけば居心地のよさにすっかり長居してしまった。このリラックス感、恐るべし……。

「あ、そうだ。パジャマで来たお客さんには『パジャマ割』を用意しようと思ってるんです」(家主)

 帰り際にはそんな一言が。店を出るなり、ネットでメンズ用のジェラピケを探すスパムでした。

【sugar house(シュガーハウス)】
住:東京都品川区東五反田1-23-6 ロゼビル6F
電:03-5420-1239
営:20:00~ラスト
休:日曜
料:40分3000円(初回に限り40分1980円) 税・サ15%
女のコのドリンクは1000円~、フード500円~(週替わりの特別メニューあり)

sugar house(シュガーハウス)

約50cmとやたらと近いカウンター席でカラオケを楽しむスパム。ほかにもトランプや人狼ゲームなどで盛り上がれば、女のコとの距離がグッと縮まるはず

撮影/水野善之

スパム 主に池袋界隈に出没。重度のタイツフェチで、レギンスに対しては反対の姿勢をとる
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