2019年……平成から令和へと移ったものの、さしてやることは変わらず。地元のスナックに入り浸り、きゅうきゅうと安酒を煽る毎日。そんなある日、飲み仲間であるパパ友のイトーさんから、
「年の瀬ですから、“高い女”と飲みましょう」
と飲みのお誘い。断る理由もなく、むしろ渡りに船とはこのことかとOKの返事を返し、後日、向かったのはこれまたよく行く歌舞伎町。人混みをかき分けて着いたところが今回のお店。「Donfin」である。
シャンパンは意外と経済的……なのか!?
ところが、待てど暮らせどイトーさんは来ない。ようやく返ってきたLINEには、なんと「娘のインフルエンザがうつりました。ゴホゴホ」とご丁寧にも咳まで入れてのご返信。話は通している……とのことなので、早速、店に入るとまさかのVIPルームへ直行となったのであった。
久方ぶりのVIPルームで、いささか緊張していると、やって来たのが今回の主役、橘司チャン(25歳)である。
エレガンスな美女と高貴な酒で酔う一夜を……
イトーさんの話によれば、司チャンはこのお店のナンバーワン。頭の中では、VIPルーム、ナンバーワン……ウッ!と思わず、そろばんをはじいてしまったのだが、
「VIPルームといっても、チャージが1人3000円、延長が1000円高いくらい。大人数で来るなら騒げるし、絶対にお得だと思いますよ!」
確かに。店によってはカラオケもあったりするので、年末年始に羽目を外すにはちょうどイイ相場ではなかろうか。
ドンペリ一本8万円也。男は高い酒を飲んでナンボ!
そろそろ乾杯の一杯を注文……といつもの調子でビールを頼もうと思ったのだが、ナンバーワンの司チャン相手にVIPルームでビールで乾杯とは味気ない。ここは年末最後の大一番! と気張って、男テポドン、渾身のドンペリを注文。飲む前からテンションを上げたのであった。
乾杯っ! と、触れ合うグラスの音も、心なしか“高く”聞こえる。するとすかさず司チャンはグビッと一息にシャンパンを飲み干した。
「あたし、お酒大好きでお客さまよりも飲んじゃうんですよ〜」アットホームなVIPルームで飲む酒は格別な一杯!
最初はナンバーワンということで、お高くとまった感じのコが……と思ったのだが、なんともしおらしくてアットホームな感じがたまらない。
「シャンパンって高いってイメージがあるんですけど、大人数できたら一杯ずつ奢るよりも、シャンパンのほうが安く済むくらい。モエなら2万5000円。おまけにインスタ映えするから、女のコもテンションがアガるんです」
それにしても司チャン、トークもうまいし、酒も飲む。ナンバーワンの理由がよくわかる。そう、居心地がすこぶるいいのである。だが、気持ちよくなった結果は、来月のカードの請求となるのだが……年末年始、高い女と高い酒で、羽目を外すのも一興である。【Donfin】
住:東京都新宿区歌舞伎町2-25-2荒生ビル2F
電:03-3202-3334
営:20時〜ラスト
休:日祝(年末年始は12/31〜1/5まで休み)
料:1セット60分1万円、チャージ2000円、延長30分4000円。VIPルーム・1セット60分1万円、チャージ5000円、延長30分5000円 税サ別
取材協力/イトーさん、森田光貴 撮影/赤松洋太
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