アジア美女紀行シリーズ最終章!? 陽気な台湾小姐と“華流”乱痴気騒ぎ

 マニラ、バンコク、上海、ソウル。PUFFY「アジアの純真」のメロディ(ちと古いか)に乗って、ヌキを封印した“アジア夜遊び地図”を本欄で作成してきたスギナミだが、画竜点睛を欠いていたことに気づく。そう、アジア最大の親日国として知られる台湾が抜けていたのだ。夜遊び仲間のI氏によれば、「上野、錦糸町の中国人パブは大陸からの出稼ぎ組がメイン。小姐の本当の魅力は台湾で味わえる」とのこと。僕は機上の人となった。

林森北路の飲み屋は日本語がオールOK

パールマリン

実は美人三姉妹が経営するお店。写真右のゆきママが次女。「台北のキャッツアイです」(ゆきママ)。誰が教えたんだ、そんな日本語(笑)

 成田から約3時間半のフライトを終えて台北・桃園空港に到着。夜市の屋台グルメで腹ごしらえをした後、お目当ての繁華街である林森北路を目指す。1km四方のエリアには200軒近いクラブ、スナック、バーが密集し、ほとんどすべての店で日本語が通じる“リトル東京”といったところ。今回も「俺の夜」のアジアツアーでは恒例となったアポなし取材。「日本の雑誌社。撮影OK?」と入り口で交渉を続け、10軒目にしてようやく取材を快諾してくれたのが「パールマリン」というお店。セット料金は1200台湾ドル(約4000円)。ボトルを入れれば時間無制限で飲めるというシステムだ。

パールマリン

(左写真の右から)「メイクは日本の雑誌で研究してます」(アスカ)、「日本旅行が趣味です」(ナナ)

 カウンター席も含めた50席ほどの店内は、高級感溢れる内装。先客は4組ほどで、奥のボックス席では北大路欣也風の老紳士が和やかに談笑している姿が目に入る。日本人駐在員の接待場所としても使われる、夜の一等地なのだ。

「お店の女のコはみんな日本が大好きです。どんどん紹介するから楽しく飲んでいってくださいね」

 流暢な日本語でアテンドしてくれるゆきママの合図とともに、「いらっしゃいませ~」と矢継ぎ早に小姐たちがお目見え。どのコも日本語でのトークに問題はないが、テーブル中央には筆談用のメモ帳も完備してある。自己紹介で「杉並」と書けば、「オ~、『サンピン』ですね! 3Pも好きですか?」と謎の多言語ギャグで盛り上がることもあるのだ。

【後編】に続く⇒

パールマリン

続々と席にくる小姐たち。倖田來未を抜群の歌唱力で歌ってくれたのは写真の瞳ちゃん

スギナミ 東京都生まれ。主な出没地域は中野、高田馬場の激安スナック。特技は「すぐに折れる心」
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