更新日:2022年06月29日 09:39
ニュース

韓国料理屋のキムチは中国産!? 消費者には見えない飲食店の利益拡大のカラクリ

 さらに、多くの人で溢れる観光スポットにもカラクリがある。 「横浜の中華街でよく売られる中華まんは、中国で作っているものも多く、輸送費込みでも原価は30円程度。それを蒸して300円で売るから、かなりの利益が見込めるんです。逆に日本で作ると、原価が150円ほどかかってしまうので、利幅がまったく違うんですよ」(某グルメライター) 中華街でよく売られる中華まん
優先される利益率…消費者には見えない事情

中華街で安さをウリに食べ放題メニューなどを展開するお店は、中国産の野菜を使った冷凍品を出していることも……

 さらには、我々の刷り込みから気づかない形でコストを削減しているケースも。 「都内の韓国料理屋で出されるキムチは自家製ではなく、1kg・100円の中国産を使っているところもあります。こちらのほうが格段に安いとか。韓国料理屋のキムチが韓国産というのは勝手な思い込みなんですよ」(前出のグルメライター)
中国産を使っているところもあるというキムチ

創作料理系の店の原価率は10~20%が相場。高いものでも30%は超えないんだとか

 消費者の思いもよらないところで、飲食店側も利益拡大のカラクリを作り上げているのだ。 ※写真はイメージです ― 食品業界の闇 ―
1
2
おすすめ記事