オカルト療法にハマる70代女性、誤診で夫を亡くし「病院で治療はしません」
―[過熱する[医療不信]が危ない!]―
今、「医療不信」が話題だ。各週刊誌で取り上げられ、賛否を巻き起こしている。だが、一般の患者はどのように医者や医療に不信感を抱いていくのか? 実例を元に検証する。
誤診で夫を亡くした妻。オカルト療法にハマる
今年で77歳を迎える河合慶子さんは2年前に最愛の夫を亡くす悲劇に見舞われた。しかし、その結果、とんでもない民間療法に手を染め、命を危険に晒すことになっている。
「肺がんと診断された夫は検査を経て、7時間に及ぶがん摘出手術を受けました。ただ、それでも症状は治まらず、以降も入院したままで治療を続けていました」
そんなある日、地元の保健所から電話が入る。
「『ご主人が結核に感染してる』と言われました。入院先でついでに結核の検査をしてたみたいで。主人は肺がんのはずなのに寝耳に水でした」
当然、保健所の担当者は夫に対して、迅速な結核の検査を促した。すぐさま河合さんは夫の入院先の主治医のもとへ駆け込んだ。
「主治医は『肺がんと肺結核は症状が似ている。今のままの治療で問題ない』の一点張りでした。難しいことはわかりませんでしたが、しっかり治療してもらえると思い、その場は引き下がりました」
しかし、その2週間後、夫は治療の甲斐なく死亡。死因は肺がんと肺結核の併発による窒息死だ。
「主人が亡くなってしまったのは今、考えれば仕方のないことだったのかもしれません。ただ、最初から結核と診断して治療していたらと思うと、無念でたまりません」
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