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貧乏アイドル・伊東さつき 難病にも負けず夢を追う生活

 もともと地方の良家に生まれた彼女だが、祖父の借金がきっかけで家計が苦しくなったという。 「それでも両親は夜勤もして学校に通わせてくれました。子供の頃は芸能の仕事がしたかったけど、現実を考えて進学することにしたんです。もちろん奨学金ですけど」  だが、上京後にスカウトされたのをきっかけに芸能界への夢が再燃。ステージ上から見た観客の姿に「私が求めていたのはコレだと感じた」という。そうして卒業後もライブなどを続けてきたが、日に日に生活の厳しさは増している。
奨学金

奨学金は短大とカフェの専門学校にも通ったことで合計300万円超。45歳頃まで支払う予定だ

「実は数年前から『線維筋痛症』という難病になってしまって……。ときどき体中の筋肉に痛みを感じる症状が出て、全然動けない日もあるんです。月3万円の奨学金返済もあって生活はかなり苦しいけど、芸能活動は続けたいですね。そういえば先日、10歳の私が小学校の授業で書いた『未来の自分への手紙』が届いたんですよ。そこに『まだ芸能人になる夢を諦めていませんか?』と書かれていて、ちょっと泣いちゃいました」  夢を追う日々は、当面続く。 【伊東さつき】 ’93年、静岡県出身。学生時代にスカウトされ、アイドルユニット「古着系18」に加入。解散後は元メンバーと組むユニットと、ソロ活動を行う。ツイッター@sachocochoco626 ― [貧乏アイドル]の号泣人生 ―
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