学校内で援助交際や恐喝は当たり前…貧困で荒れる小中高の実態
▼地獄小学校編「朝昼晩、給食!? 欲しいものはなんでも万引き!」
支払わないのか、支払えないのか。経済的困窮を理由に給食費の滞納者が急増中と語るのは首都圏某小学校の教諭(36歳)。
「学校は北関東、国道4号線沿いにあります。場所柄、工場勤務の親御さんが多く、そのしわ寄せが子供たちに及んでいます」
自ら配膳係を希望し、給食の残りを大きなタッパーに入れ、こっそり持ち帰る子もいるそう。
「給食の時間がいちばん活気づきます。余ったゼリーは争奪戦になります。どこかの県で3か月未納が続いた場合、給食を提供しないことを決めたというニュースがありましたが、もしうちの学校が実施したら暴動になると思います」
子供たちによる“暴動”学級崩壊が起きていると嘆く教諭が続く。
「日頃、家で満たされないストレスによるものなのか。友達の文房具や衣類を盗み、それを近所の公園で販売する問題児たちがいて。彼ら彼女たちは万引きの常習犯で、コンビニであれスーパーであれ、お構いなし。今後が心配です」

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