横田基地にオスプレイ配備。地元住民の不安「沖縄で起きることは、東京でも起きる」
重大事故が多発している米軍機オスプレイが、今年後半にも横田基地に配備される。離着陸時の事故が目立つ上、基地周辺には学校や老人施設が多数存在している。防衛省はアメリカの肩持ちばかりでアテにならない状況だ。都心の空に迫る“危機”について、詳しくリポートする!
今年後半にも、米軍横田基地にCV-22オスプレイが配備される。横田基地は、立川市や武蔵村山市など5市1町にまたがり、東京ドーム約153個分という広大な面積を占める米軍基地だ。
これまでも米軍機による爆音に周辺住民は悩まされ、集団訴訟もたびたび起きている。この横田基地に’21年までにオスプレイ10機が配備される予定で、今年後半に最初の3機が配備されるという。ご存じのように、オスプレイとは米軍が開発した飛行機とヘリコプターの中間のような航空機だ。可動型の翼の両端に大きなプロペラがあり、これを上に向ける「ヘリモード」で垂直離着陸、横に向ける固定翼機モードで高速移動ができる。従来の軍用輸送ヘリコプターに比べ、速力や行動範囲で優れるとされる一方、複雑な構造から安定性に欠け、先日、沖縄県名護市でも大破したように重大事故を何度も起こしている。
地元住民で「横田・基地被害をなくす会」副代表の福本道夫氏は「とても不安です」と語る。
「米国では、’92年から’15年までに米軍パイロットや兵士ら41人がオスプレイの事故で死亡しています。とりわけ事故を起こしやすいのは離着陸時なのですが、横田基地中心部から半径3kmの距離で円を描くと、小中学校や高校、保育園や老人介護施設、病院、JRや西武鉄道の駅があります。しかも、配備されるのは米軍機の中でも飛びぬけて事故率が高いCV-22オスプレイなのです」
⇒【図】はコチラ(横田基地周辺地図) https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1279417
事故多発で問題の米軍機オスプレイが東京・横田基地にも配備される!?
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