更新日:2022年08月21日 12:40
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横田基地にオスプレイ配備。地元住民の不安「沖縄で起きることは、東京でも起きる」

外交・安全保障には自治体は立ち入れない!?

 横田基地と接する5市1町でつくる「横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会」の幹事である瑞穂町役場も「日米合意が守られるものと期待している」と本誌の取材に答えている。だが、横田基地の南側と接する昭島市の市議会議員・青山秀雄氏は懐疑的だ。 「沖縄でのMV-22の運用について、普天間基地のピーター・リー司令官は日本記者クラブ沖縄取材団に対し、“日米合意について遵守する必要はない”との認識を示しています。これまでも横田基地周辺では、米軍輸送機C-130やF16戦闘機などの爆音被害にずっと悩まされ続けてきました。夜間や早朝であっても、米軍機は地元の苦情に関係なく好き勝手に飛んでいます。そうした経緯から考えても、CV-22の運用で日米合意が守られるかは疑問です」  福本氏もこう指摘する。 「実は、名護市に墜落した機体“ドラゴン06号”を含め、普天間のMV-22は、年に何度も横田基地に来ています。実際、私もそれを確認したのですが、昭島市や瑞穂町の上空で、ヘリ転換モードで飛んでいました」  記者が瑞穂町役場に「日米合意が守られないならば、5市1町と東京都はCV-22配備撤回を求めるのか?」と聞くと、「外交・安全保障については地方自治体では決めかねる」と、歯切れの悪い返事が返ってきた。
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オスプレイが欠陥機であることは明白。防衛省はかばってばかり
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