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サウナで蒸されたそのあとは、水風呂代わりに深雪へダイブ!【俺のサウナを探す旅・北海道編】

―[「俺のサウナ」]―
 サウナは、エロい。サウナ室の高揚感、水風呂の朦朧感、それらを休憩を挟んで繰り返すことで得られる恍惚感。その先に約束された極上の睡眠。非日常的で刺激的、これをエロいと言わず何と言う。こんにちは、ワルメガネです。  37歳。“サウナ年”である私は3月7日のサウナの日、一生に一度のアニバーサリーをある場所で過ごすべく、北海道へ飛んだ。プロサウナーたちの間でも「思い出に残るサウナ」として有名な、北海道の「白銀荘」である。
白銀荘

白銀荘

 旭川空港から上富良野駅に移動し、そこからバス(一日3本)に乗り換えて向かうのが最短コース。雪深い山道を揺られること20分。十勝岳連峰の中腹、標高1000m。白銀荘は文字通り、シンと静まる“白銀の世界”の中にあった。  源泉100%の天然温泉を目当てに訪れる地元客や湯治客が多く、夏は登山客、冬はスキー客にも親しまれる保養施設。「サウナが売り」ではないのに、なぜサウナー界隈で知られるようになったか。それは「雪にダイブできる」からだ。

雪へ飛び込むこと、それは己との戦い

 いそいそと裸になり浴場に入ると、樹木のいい香りが鼻孔をくすぐる。浴槽がヒバの木でできた「ヒバの湯」があり、天井や壁も同材。サウナ室も総ヒバ造りだ。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1314544
白銀荘

十勝岳の寒風吹き荒ぶ氷点下の“冷気浴”がキク!

白銀荘

サウナ隣の内風呂「ヒバの湯」も絶品!

 ヒバの木の、高貴で爽快な香りを楽しみながらサウナで蒸されてみる。小窓から屋外の雪景色を眺められるのもまたいい。ひたすら熱気と香りと景色を堪能する。砂時計の砂が2度、流れ落ちるのを見届けて外に出た。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1314537
白銀荘

ヒバの香りに包まれながら発汗する極上のサウナ。窓から雪景色が楽しめるのも風情があっていい

 露天風呂の隣に、雪の斜面がある。そこが例の“ダイブスポット”だ。しかし当日の最高気温は氷点下。十勝岳吹き下ろしの風は凶暴で、蒸された体も一気に冷める。それもまた気持ちいいのだが、雪の前に立つ頃にはダイブするどころではなくなってしまう。雪が、こわい。  そこから私の戦いが始まった。サウナで蒸されては「まだ無理」と“雪前逃亡”。「蒸し足りない」と呟きながらサウナと露天を行ったり来たり。ふと気づく。大事なことを忘れていた。そう、水風呂。
白銀荘

十勝岳の湧き水をたっぷり使用した水風呂はなんと8℃。浸かってよし、飲んでよし!

 サウナの隣には十勝岳の雪解け水をたっぷり注いだ水風呂(8℃)が。サウナーは、サウナと水風呂を反復することで熱さ冷たさすべてが心地いい“無敵状態”になる。雪に挑むのは、そのあとだ。
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ついにパウダースノウへダイブ!
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【吹上温泉保養センター 白銀荘】
住:北海道空知郡上富良野町吹上温泉
電:0167-45-4126
営:9~22時(入浴時間は10時から。入館受け付けは21時まで)
料:大人600円/中・高校生400円/小学生200円
※宿泊も可能
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