サラリーマンが“資産1億円超え”を果たすための第一歩は「自分の時給を計算してみる」
老後の生活に必要な資金は1億円というのが巷で言われる常識ではある。しかし、実際に1億円の資産形成は遥か彼方、目の前の生活で手いっぱい……というのが大方の人が感じる生活実感ではないだろうか。では、いったいどのようにすれば資産1億円を達成できるのか。元リクルートのスーパーサラリーマンである藤原和博氏に、「勤め人でも資産1億円が可能なのか?」を聞いた。
藤原氏は、リクルートで数々の新規事業を手がけ、40歳で退社する際も氏のために会社がフェロー制度を創設したほどの、元スーパーサラリーマンだ。率直に、勤め人に1億円の資産形成が可能かを聞いた。
「普通、資産形成には株や投資が不可欠だと思いますよね。ただ、私は自分の経験も踏まえ、実業でもその分野において100万人にひとりの存在になれば、不可能ではないと思います。100万分の1というのは、オリンピックのメダリスト級の確率です。その一歩として、まず自分の時給がいくらなのかを計算してください。これを把握している人は非常に少ないのですが、大変重要。今よりずっと稼ぎたければ、要はこの時給換算のフィーをいかに上げるかを考えることが先決です」
ちなみに、一般的なサラリーマンの時給は3000円~5000円と言われる。
「例えば医者や弁護士は、1~3万円、マッキンゼーのシニアコンサルタントなら8万円程度です。彼らの時給がなぜ高いかと言えば、それは希少性が高いから。いわゆるレアカードなんです。かと言って今からそうした職業を目指すのは現実的じゃない。一般人がこれから体操を始めて内村航平に勝つようなもの。ただし、ひとつのことに1万時間かければ、誰でも100分の1レベルにはなれる。つまり、異なる分野で努力し、3つを掛け合わせれば、100万分の1のレアキャラになれるのです。さらに、三つの目の分野は最初の二つから遠ければ遠いほど、レア度が増す。周囲が反対するくらいでちょうどいいのです」
⇒【資料】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1323064
営業、マネジメントのプロでありながら、教育という“3つ目の”異業種に飛び込み、成功を収めた藤原氏だからこそ説得力を持つ提言だ。
「旅行業界でスキルを身につけたら、それを持って次はペットや介護業界に行く気概が肝になるんです」
希少性を高めるキャリア形成を実践するのが、ミリオネア会社員への第一歩だ。
4/25発売の週刊SPA!に掲載されている大特集『サラリーマンでも[資産1億円超え]は意外と簡単だった!』では、ミリオネア会社員になれる秘訣を徹底検証。7人の億リーマンの「儲けの流儀」を紹介しつつ、資産1億円超えをするためには何が必要なのかを解説している。また、金森重樹氏と藤沢数希氏による特別対談「ニッポンの富裕層論」も掲載。ゴールデンウィーク中にぜひこの特集を読んで、1億円超えのコツをつかんでほしい。
【藤原和博氏】
奈良市立一条高等学校校長、教育改革実践家。東京大学卒。リクルート社フェロー、杉並区立和田中学校校長を経て現職。『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』など著書多数
<取材・文/週刊SPA!編集部>
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