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「仕事の本質は光。相手を輝かせるために働く」といってわかりますか?【魂が燃えるビジネス】

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるビジネス」とは何か? そのヒントをつづる連載第12回 「仕事の本質は光。相手を輝かせるために働く」といってわかりますか?【魂が燃えるビジネス】「あー、なんで働かなきゃいけないんだろ」  お盆休みも終わって会社で働いていると、ついそんなボヤきが出てしまいがちです。  もちろん仕事をサボったりすることはないものの、「どうも気分が乗らない」とお困りかもしれません。  そんなときは自分が働く理由を思い出してみましょう。あなたが働く理由は何でしょう? 自分のため、家族のため、あるいはそれを実現するのに必要なお金を稼ぐためでしょうか。  それも決してまちがいではありません。でも、単純にお金のためだけならば、別に「今の仕事」である必要はありません。そういった理由は得てしてモチベーションになりません。  クルマ屋にはクルマ屋の、花屋には花屋の、あらゆる仕事にはそれぞれ本分があります。私達はその本分を通して、誰かを輝かせるために働いいています。  その輝き方は一様ではありません。相手次第、つまりお客さんによって千差万別です。  例えばクルマの場合、子供の送り迎えや買い物がメインの主婦が相手ならば、小回りの利く軽自動車がいいでしょう。  大企業の社長が相手ならロングサイズのセダンがいいかもしれません。彼らはステータスを誇示することが立場的に求められています。  子供が育ち盛りなので家族で海や山まで出かけるなら、荷物も人数も乗るミニバンが適しています。独身で思う存分スポーツドライブを楽しみたいなら、走りに特化したクーペがいいでしょう。  また時代が変われば、今までの商品は通用しなくなります。それを見越して、常に新車が開発されています。  これは自動車業界に限りません。今ある商品を売るなら相手によって、新しい商品を作るなら時代によって、私達は常に変化していかなくてはなりません。また、そこに創意工夫の余地があり、やりがいが生まれます。  こうした感覚は日々の中で薄れていきがちです。組織化や効率化も仕事の一環なので致し方ない部分もありますが、「なんで働いているんだっけ?」という疑問は「このままではマンネリだぞ」という創造性からの警告だと受け止めましょう。
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