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高値がつく「昭和のお宝品」をゲットする方法。遺品回収業者に頼むことも!?

 昭和からなだれ込むように迎えた平成も、ついに来年で終了。そんななか、わずかに生き残る&かつ高値になりそうな昭和の良品を、コレクターはどのように入手しているのか? 昭和レトロ

遺品回収業者から横流し!? 入手には意外な苦労も

 昭和レトロな良品の入手経路は自宅のデッドストック、看板の場合はかつて栄えた場所や閉店しそうな店、個人宅などが考えられる。  その他に交渉方法も提案するのが、昭和ファンシーみやげ収集家の山下メロ氏。その所蔵数はなんと約9000点にも及ぶ。 「私は転売目的ではありませんが、外出先で目をつけたものがあればその場で交渉します。特にレトロな品物というのは持ち主が特に思い入れがなく、とはいえ買い替えるのも面倒で惰性で使っているものが多い。例えば老夫婦が営んでいるような喫茶店などでレアな品物が見つかるケースも多いですが、そこで『最新のものと交換いたしますので、譲っていただけませんか』などと言う。もちろん強引な交渉はNGですが、私の場合、こうして入手することもありますね」  また、とあるホーロー看板収集家は「高値がつくと悟られずに譲ってもらうのが基本。ガラクタを純粋に欲しがっているふうを装うのが大事です。いかにもな骨董品と違い、昭和から平成初期の品物が売れることをわかっていない人がほとんどですが、念には念を入れる」と話す。  さらに「ダーティですが、知り合いの遺品回収業者に『現場で○○と○○はなかったか』と聞いて横流ししてもらうこともある」とも… ― 絶滅寸前な[昭和の良品]カタログ ―
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