仕事

「ピンチのときこそ飛躍のチャンス」歌舞伎町女社長の教え

スカウトと協力して「他店と時給競争」する

 そのうち、私たちはこの状況を打破するため、対策を洗い出しました。  まずスカウトバックの金額を底上げして、カメラを買って履歴書に面接にきた女の子の写真を貼るようにしました。そして、その日にクロージングが完了しなかった女の子に関しては、他のキャバクラをまわったとき、だいたいどのくらいの時給相場なのかということを、スカウトと情報をとりながら調べました。  こうして、スカウトの協力を得ながら再度体験入店してもらい、他店より少しいい時給を提示して、入店に持ち込むスタイルに変えていきました。  はじめはなかなかキャバ嬢が増えませんでしたが、これを続けているうちにキャバ嬢は50人にまでトントン拍子に増えていきました。コアのキャバ嬢が定着するようになって、売上をつくるキャバ嬢も増えていきました。

キャバ嬢が「独り立ち」して気づいたこと

内野彩華

【内野彩華】新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長

 私のお客様は、キャバ嬢を指名したとしても、なにかにつけて私とキャバ嬢を比較することが多いそうで、キャバ嬢にとってはなにかとやりにくいようです。  ですので、歌舞伎町に多くある無料案内所からお客様がうちの店にいらっしゃって、席についたキャバ嬢を指名するという、私が全く顔を見たことのないお客様がだんだん増えていくようになりました。  私がどんなに営業に長けていたとしても、1人でつくる売上には所詮限界があります。キャバ嬢たちが売上を作ってくれるようになってから、私はずいぶんと楽になったし、店の売上も増えました。  転機はいつ訪れるかわかりません。でも、全てがわかってから全てを勉強してから物事をはじめようとすると、準備だけで人生が終わってしまいます。  見よう見まねで物事を進めていると、ピンチに遭遇します。そんなときでも腐ったりせずに前を向いて歩いていると案外、ピンチのときに飛躍のチャンスが隠れていたりするのです。 <TEXT/内野彩華>新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中

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