私は相談業を主な仕事にしています。相談業は勝つことよりも、負けたことのケアの方が自然と多くなります。そのため最近は競争とは無縁に過ごしてきました。しかし思い返してみると、私も高校時代は校内テストで学年一位を取るためにかなり勉強していましたし、四年ほど前はWiiUの「スプラトゥーン」というゲームで「Sプラス」ランクを目指して、かなりムキになって遊んでいました。そして、その時は確かに充実感がありました。 　万人に当てはまるアドバイスなどありません。負けたばかりの人間に「トップを目指せ」というのは酷な話です。また、勝ち負けにこだわりすぎると、それはそれでおかしくなります。何事も大切なのはタイミングとバランスです。 　もしあなたが張り合いのない生活を送っているのなら、そしてそれで退屈しているのなら、仕事やプライベートで何かのランキングに挑戦してみましょう。いつのまにか忘れていた情熱を思い出せるかもしれません。 コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』（扶桑社）が発売中