恋愛・結婚

昭和の“愛人へのお手当相場”に驚く。いつから大暴落した?

愛人

※写真はイメージです

愛人研究家・東條才子氏が語る相場の動向

 昭和から平成初期の愛人といえば、政治家や財界人が高級クラブのホステスや女優を「囲う」イメージが主流でした。富裕層の男性が、毎月100万円単位のお金を女性につぎ込む……。  やっていることはただの不倫ですが、男性側にもプライドがあったのでしょう。隠し子ができれば一生面倒を見ることもままありました。  愛人女性にも「自分は日陰の存在で生きていく」という覚悟があり、今でいうシングルマザーとして生きる人も。市場相場も毎月50万円以上で値崩れしませんでした。  ところがバブル崩壊、さらに’90年代半ばの援助交際ブームで女子高生が気軽に性を売るようになり、その影響で愛人相場も急降下。  極めつきは’08年のリーマンショックです。金融関係者の懐が寂しくなり、出会い系サイトの普及で多くの男女が気軽に知り合えるようになったため、愛人市場のプレイヤーが増えて相場が下落。パパ活と称して一回3万円で体を売る素人女性まで出てきました。  日本経済を覆う長い不況が、愛人相場暴落の最大の要因なのです。 【東條才子氏】 金融機関で働きながら、常時4~5人の男性と契約を結ぶ現役愛人。経済学などの視点から愛人・パパ活についての記事を執筆する <取材・文/週刊SPA!編集部>
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