貯金ゼロの46歳独身男性は老後の不安とどう向き合うべき?
作家は不安定な仕事です。今は売れていても、いつ売れなくなるかわかりません。ただし、専門で強い分野を持っていると、生き残っていくことができます。
私の場合、外交、インテリジェンス、宗教が強い分野ですので、そこでの勉強は怠らないようにしています。そうすることによって継続的に仕事の依頼があります。幸い、作家には定年がないので健康と意欲が続く限り作家の仕事を続けることができます。
個人事業主でも中小・零細企業の経営者、従業員にしても、個人の力で老後の不安を全面的に解決できません。個人的には、消費税を大幅に上げて、教育や福祉は、すべて国が保障するような、高負担・高福祉に日本社会の構造を転換したほうがいいと思います。
★今週の教訓……高負担・高福祉社会への構造転換が望ましい
’60年生まれ。’85年に同志社大学大学院神学研究科を修了し、外務省入省。在英、在ロ大使館に勤務後、本省国際情報局分析第一課で主任分析官として活躍。’02年に背任容疑で逮捕。『国家の罠』『「ズルさ」のすすめ』『人生の極意』など著書多数
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『生き抜くための読書術』 ウクライナ危機、元首相暗殺事件、コロナ社会、貧困etc. 分断社会を打破する書物とは? |
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