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会社員が月40万円の副収入を稼げた、YouTube副業2つの方法

 長い目で見ると、アウトソーシングをする勇気も必要だという。 「本業もあり使える時間が限られているので、編集だけは一本2万円ほどで外注しています。浮いた時間で台本作りや録音などに注力した結果、半年で黒字化することができました。今では週に1~2本公開して、広告収益は平均月40万円ほどになります」
YouTube副業で稼げ!

サラタメ氏のYouTube用口座。「年末はYouTubeへの広告出稿が多いらしく、いつもの倍くらいの収益になりそう」

 また、副業でYouTubeをする上でポイントとなるのが“節税”だ。 「収益が年間20万円以上になると確定申告が必要ですが、今後はYouTubeにかかる費用を“必要経費”としていこうかと考えているところです。グレーな部分もあるので、税理士と相談した上で判断できればと思っていますが、例えばVlogをやっている人であれば、旅行や生活用品も経費になるのですごいことですよね」

おじさんならではのアピールする勇気

 動画マーケティングの知見が深いワンメディアCEOの明石ガクト氏は、自身も今年38歳になる身からテクニックを伝授してくれた。 「僕はサウナが好きで、取材を受けることもあるくらいなんですが、ただのサウナ好きのロン毛のおじさんだったらこんなふうに取材してもらえません。スタートアップ企業の代表のリフレッシュ方法がサウナだからこそ、その文脈が面白いと思ってもらえる。こういうふうに、おじさんならではのエンタメをアピールする勇気を持ってほしいですね。  男性は自撮りが嫌いだけど、顔が気にならなくなるくらい特徴を出していくといい。女性に真似できない、ヒゲにスーツ、メガネなど、キャラクターを作って発信していけば、持久戦のYouTubeも勝ち抜けるはず」  先駆者たちが動画回りのビジネスを着々と準備している。サラリーマンが自らを切り売りして稼ぐのは、今がラストチャンスだ。 <動画賢人の教え> ・覆面や裏方に回るなど工夫して投稿を継続させること ・自分の職種にテーマを絞ったビジネス関連の動画が◎ ・中年ならではのエンタメを濃いキャラクターで発信せよ
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イラスト/いらすとや

【ユーチューバーNEXT代表取締役・岡野武志氏】 次世代YouTuberと提携するウェブメディア、ユーチューバーNEXT代表。弁護士資格、税理士資格を保有するYouTuber「闇弁タケシ」としても活動 【サラリーマンYouTuberサラタメ氏】 登録者数19万人を誇るサラリーマンYouTuber。ブラック企業から転職した経験を基にした転職講座やビジネス本をアニメーションで解説する動画が好評 【明石ガクト氏】 ソーシャルエンタメ動画のコンテンツスタジオ「ワンメディア」代表取締役。SNSを中心にデジタルスクリーンに対応する動画をプロデュース。著書に『動画2.0』(NewsPicksBook)。前澤友作氏のチャンネルも手掛ける <取材・文/週刊SPA!編集部> ※週刊SPA!1月21日発売号の特集「動画で稼ぐ!」より
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週刊SPA!1/28号(1/21発売)

表紙の人/ ゆきぽよ

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