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小池都知事、囲み取材で一時マスクを外していたのはなぜ? 精神科医の分析

 連日報道される新型コロナウイルスに関するニュース。東京五輪の延期が決まり、増える続ける感染者数。そんな切迫した情勢の中、ある人物のある行動に強い関心を持つ人も。  東京都の小池百合子知事。ここのところ毎日のようにテレビ画面に映る彼女は、必ずと言っていいほど囲み取材の直前で、それまで装着していたマスクを外すのだ。これにネット上では「なぜわざわざマスクを外すんだ?」と疑問の声が挙がっていた。 ※こういったネットでの声を意識したのか、4月3日からはマスクを装着したまま会見を行っている。

マスクを外すのは演出

 感染拡大が止まらない中、それも相手との距離が近い状況にもかかわらず、なぜマスクを外すのか……確かに気になる。この行動に何か意図はあるのだろうか。精神科医の春日武彦氏に聞いてみた。 「わざわざマスクを外して喋る意味ですが、『わたしは本気で語っている、嘘偽りのないことを述べている、という姿勢を強調したい』といった心理に基づいていると思います。マスクは、喋るという行為においてフィルターです。『ダイレクトに語っていない』といったニュアンスを帯びかねない。あるいは、『マスクの陰に隠れて語っている』といった胡散臭さを与えかねません」  さらに、『わざわざマスクを外す』というアクションによって言葉を発する前に短い空白時間を作る。注視を促すといった演出の可能性は大いにありますね」(春日氏、以下同)  小池知事がマスクを外すのは「演出」だという考え。心理学的にも、この行動は理に適うものだと春日氏は続ける。 「たとえ一部分であろうと顔を隠すことによって、その人の発言からは信頼度が失われますから。仮面を被った人物の言うことなんてなんとなく信用できない。口元を隠すのは、相手の信頼を得るという点において、本来的にはマイナス要素です。  ただしマスクは基本的に医療品。だからマスクをしている人物には病人とか弱者といったイメージが付加されます。そうなると、これは状況によっていろいろ変わってきますが、『病気なのに頑張っている』『体調が悪いにもかかわらず、伝えずにはいられないことがある』といった具合に切実さとか献身的といったものを演出できる場合がありますね」
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新社会人の皆様、おめでとうございます。 本日都庁では、例年東京芸術劇場で行う職員入都式を、生配信で行いました。 また東京都は、都立学校の休校措置を5月6日まで延長する方針を決定しました。4月の入学式や授業の再開を楽しみにしていた方も多くいらっしゃることと思います。一日も早く日常を取り戻せるよう、終息に向けて一層奮闘します。 本日も都内では66名の新規感染者が確認されました。 ここ数日、経路不明の感染が増えています。不要不急の外出自粛と共に、夜間の外出自粛をお願いします。 密集・密接・密閉の「3密」空間を避け、こまめな手洗い・うがいに努めてください。 自分自身が感染しないため、自分自身から感染させないためのご協力をお願いします。 #StayHomeStaySafe #NO3密

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「コロナ蔓延の状況下においては、知事も率先してマスクをするほうが危機意識の表明として適切でしょうし、でも意見を述べるに当たっては『マスクを外さずにはいられない』という演出が小池知事的には重要だと思っているのでは。  森喜朗元首相が『マスクをせずに頑張る』なんて言っていましたが、マスクを外すイコール自分のことなど顧みずに身を粉にして働くといった意味である、といった思考も確かに存在するのです。案外、そういったくだらないところで評価をする人、世間には多いような気がします」  マスクとは関係ないが、小池知事に対し「メイクが濃すぎるのでは?」といった指摘もよく見かける。これは「仮面を被る」に該当しないのだろうか。 「化粧には『化ける』という意味以外に『きちんと外見を整えて人前に出る』といった礼儀の意味合いもあります。まあそういう点で、個人的に河井安里議員はどこか信用しかねますが、小池知事のメイクはよろしいのではないでしょうか?(以前、石原慎太郎氏からの悪口に対し、『顔にアザがあるから』と説明していたこともありますし)」
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ヘルメットを被って中継するアナウンサーと同じ?
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