コロナで消えた「サラリーマンの特権」ほぼ遊びの出張、曖昧な残業代…
「曖昧な昼休憩」も過去の風景に
次の「特権」は曖昧な休憩時間です。
たとえば、昼食時は多くの会社は1時間と決められていますが、厳密に1時間をチッチッチと計っている会社はほとんどありません。テレワーク時は自由にコントロールできる時間がもっと増えると思いますが、出社していると同僚という名の「友人」がいます。
よく会社での人間関係は会社勤めが終わったら終わるといわれています。ただ、そうはいっても会社勤めをしている間は、わりと楽しく雑談できる友人のような関係は続きます。そうした友人とのランチタイムは楽しいものでしょう。
会社周辺の最新のグルメ情報を熱心にアップデートしている人はどこにでもいるもので、そんな人が新しいお店の情報を持ってくるたびに、ちょっと長めのランチを楽しみます。
グルメに興味のないおじさんはどうかといえば、筆者が聞いた最もツワモノの例を思い出します。友人がかつて勤めていた会社ではお昼前になると、「●●君、今日コーヒー行く?」と男性の同僚に声をかけるおじさん社員がいました。これだけでは至って普通のオフィス内での会話ですが、実は隠語になっています。
その掛け声のもとに連れ立って出ていった男性社員たちは、会社から徒歩数分のところにある人気風俗店のサービスタイムに行ってから、楽しんだあとに決まった喫茶店に集まって感想を話しながら昼食を食べる習慣があったそうです。「コーヒー券」と書かれた風俗店のスタンプカードを財布に大切にしまいながら……。
株式会社リヴァイタライゼーション代表。経営コンサルタント。東京大学大学院修了後、投資会社、経営コンサルティング会社で企業再生などに従事したのち、独立。現在も企業再生をメインとした経営コンサルティングを行う。著書に『好景気だからあなたはクビになる!』(扶桑社)などがある
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