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格安ノートのコスパは?ASUSの9万以下の大画面Windows PCを自腹で検証

十分なスペックなのに安い理由は……

 スペックだけ見ると、十分以上の性能を備えているように見える。これは、CPUにインテルではなくAMDの「Ryzen 7 3700U」を採用しているのも理由の1つ。「Ryzen 7 3700U」は4コアのCPUでクロック数は2.3GHzと高性能だが、コストを安く抑えられるのだ。  そのため、9万円を切っているPCなのに、動作はすこぶる快適。一般的なアプリはサクサク動く。昔の格安ノートのような待たされるような感覚はない。
VivoBook 15 X512DA

ウェブ閲覧や文書編集なら快適に利用できる

 グラフィック機能のRadeon RX Vega 10も強力で『ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク』を実行したところ、スコアは「高品質(ノートPC)」モードで3098だった。これは「やや快適」に動作するレベルで、3Dゲームも十分に楽しめそうだ。
VivoBook 15 X512DA

『FF』でベンチでグラフィック性能をチェックしてみた

「VivoBook 15 X512DA」はオフィス業務で使うPCとして問題なく利用できそう。格安の割には、ではなく一般的な用途であれば十分な性能を備えているのだ。  92万画素のウェブカメラがあるのでビデオ会議ができる。Ryzen 7 3700Uのパワーと高速なSSDのおかげでアプリもサクサク動く。SSDの容量が512GBと、使い方によっては足りなくなるので、その場合はクラウドストレージを併用すればいい。3Dゲームもプレイできるグラフィック性能を搭載しているので、少々ヘビーな作業もストレスなくできる。指紋認証センサーを搭載しているので、複雑なパスワードを設定したうえ、手軽にログインできるのも便利。  テレワークでノートPCを購入しようと考えているなら、有力候補となることは間違いない。Microsoft Office Home and Business 2019を搭載し、10万8700円(税込)のモデルもあるので、10万円の縛りがないならこちらもオススメだ。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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