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DV離婚したシングルマザー、年収200万円で3人の子と楽しく生きる秘訣とは?

 コロナショックの出口すら見えないなか、低収入が当たり前の社会が訪れようとしている。これは言い換えれば、お金に頼らない生き方がニューノーマルになるということ。そこで、年収200万円台で幸せを摑むアフターコロナの新しい生き方を既に実践している人々に取材。「いつも食卓は大爆笑」と語る、都内で3人の子供を育てるシングルマザーの秘訣とは?
年収200万で楽しく暮らす

「お金はないけど、家族全員が笑顔。それが楽しく生きる秘訣です。最近は漫画『鬼滅の刃』の話題で持ち切り」(荒井さん)

年収200万円で3人の子を育てるシングルマザーの笑顔の秘訣

 夫のDVが原因で3年前に離婚した荒井涼子さん(仮名・49歳)は、都内で17歳の長女、9歳と8歳の息子を育てるシングルマザーだ。 「元夫から養育費として毎月9万円、行政の手当で『5万8000円×3人分』が3か月ごとに支給されています。住まいは親の戸建てに住まわせてもらっています」  家賃はかからないものの、家計はギリギリ。貯金する余裕はない。 「パートでキャバクラの送迎やデイケアサービスの運転手など、職を転々としました。2年前から自宅でエステサロンも開業しましたが、コロナ禍で売り上げはゼロ。先月から時給1050円で児童指導員のアルバイトをしています」

昔ながらの人の繋がりに助けられている

 社会から孤立しやすいシングルマザーだが、荒井さんの場合、近所の卸売市場で働く情に厚いおっちゃんたちに助けられている。 「高校生の時に市場内でアルバイトしていたので、いまだに私のことを気にかけてくれるんです。私がシンママになったのを風の便りで聞いたのか、週に1、2回、袋詰めにされた季節の野菜や果物、そして卵などが玄関のドアノブにぶら下がっています」  子供たちにお金がないことへの劣等感や悲壮感を抱かせない秘訣は、毎晩の食卓に隠されている。 「夕食は家族全員で囲み、その日に感じたことや出来事を一人ひとりが話すようにしています。いつも食卓は大爆笑。最近は漫画『鬼滅の刃』の話題で持ち切り。  お金はないけど、家族全員が笑顔。それが楽しく生きる秘訣です。  私は本当に家族や周囲の人に救われています。下手に隠さず、誰かに助けてもらわなければ、シングルマザーは追い込まれていくばかりだと思います」  普段は我慢させている分、誕生月だけは願いが叶うのが荒井家。8月が誕生月の長女のもとには、待望の自転車が届いたという。  昔ながらの人の繋がりこそが、今後は大切に。頼ることを躊躇しなければ、生活は彩られるのだ。
年収200万で楽しく暮らす

普段は我慢させている分、誕生月だけは願いが叶うのが荒井家。8月が誕生月の長女のもとには、待望の自転車が届いた

★生きるヒント……親や地域を頼って、家族団らんで心を温める時間を <取材・文/週刊SPA!編集部>
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