酒飲みを虜にするダークラムの魅力。3000円以下のオススメ4本と絶対外せない1本
今回は、冬にオススメのダークラムの話です。
そもそもラム酒はサトウキビの絞り汁や糖蜜から作られる蒸留酒です。ジンやウォッカ、テキーラとまとめてスピリッツと呼ばれますが、その味わいは独特です。
海賊のイメージがあるとおり、カリブ海が発祥です。もともと、カリブ海周辺にはサトウキビはなく、ヨーロッパからコロンブスが持ち込み、広がったのです。その後、16~17世紀にラム酒が作られたと言われています。
このラム酒は、色によってホワイト/シルバー、ゴールド、ダークに分類されます。テイストは一般的に、ホワイトがライト、ゴールドがミディアム、ダークがヘビーとなっています。
ホワイトラムは短期間熟成したもの、ゴールドは短期間木樽で熟成したもの、ダークは3年以上木樽で熟成したものです。ホワイトラムとダークラムをブレンドしてゴールドラムを作ることもあります。
ホワイトラムはコーラで割ると「ラムコーク」という超絶美味しいカクテルになります。ミントとライム、砂糖をグラスに入れて潰し、ラムと氷と炭酸水を注ぐと夏にぴったりの「モヒート」ができます。ショートカクテルでは「ダイキリ」がクラシックです。
さて、今回オススメするダークラムは、ラムコークにしてもいいですし、オンザロックでもいいのですが、やはりオススメはストレートです。グラスが温まると甘やかな香りが立ち上り、最高です。もちろん、以前本連載でオススメしたホット・バタード・ラムも絶品です。
筆者が若いときに死ぬほど飲んでいたのが「マイヤーズラム オリジナルダーク」です。コンビニでも売っていますし、安いところですと2000円以下で手に入ります。
ジャマイカで作られているダークラムで、4年熟成しています。洋菓子の材料として知られており、アイスクリームにかけるととても美味しいです。とは言え、もちろん酒飲みならそのまま飲みましょう。芳醇で甘やかな味わいは冬にぴったりです。
色分けされるラム酒の魅力
コンビニで買える「マイヤーズラム オリジナルダーク」
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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