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コスプレイヤーが収入減で悲鳴。コミケ中止で大打撃、過激路線に走る人も

肉体関係アリの個撮が増加

 もはや、パパ活では?と思ってしまうが、さらに踏み込んだ関係もある。声優として活動した経験のある女性レイヤーは「“大人(肉体関係)アリ”の個撮をやるコが確実に増えている」というのだ。 「コロナの影響で10万円は月収が減って、金欠でまともな食事ができない状況のなかで裏アカに男性からDMが届いたのが最初でした」  そう話すのは、レイヤー歴13年のあおいさん(仮名)。レイヤー専門事務所に所属するプロレイヤーだが、コロナで仕事が激減して生活苦に。  そこで、あおいさんはアニメ好きコスプレ女子の裏アカを作成。プロの顔を隠し、趣味レイヤーとして直接男性ファンからの高額オファーを受け付ける窓口として利用し始めたという。 「裏アカでは撮影者も一緒に写真に写り込むことを条件に、個撮募集を行いました。本人が写り込んだ写真ならSNSに流出される心配もないかなと。  その条件で応募してきたのが、40代後半のアニメオタクの方。私が裏アカに投稿していたキャラの推しで、『赤いピンヒールで踏んでほしい』とせがまれました。  ラブホでの撮影を希望されたので、大人の関係を覚悟したうえで一回5万~6万円の金額を提示したら即OK。それから定期的に会って、“大人アリ”の個撮をやるようになりました」
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パパの要求に合わせて衣装を用意。その衣装で行為をしてから撮影するのがパターン。「撮影がメインのため、行為の時間は短い」(あおいさん)という

「SNSにアップするモノで一線を越えたかどうかわかる」

 食事デートの後、ホテルに移動し、大人の関係を結んでから撮影会に移行するのがパターンだとか。 「通常のパパ活の目的は“大人アリ”だと思いますが、私のパパの目的はあくまで撮影。あれはオマケなんです。だから、撮影のほうに時間を割く。私がヘッドカメラをつけてパパをピンヒールで1時間以上、踏み続けたこともあります。それで、数時間で5万円稼げるのはありがたい」  このように、コロナで生活が苦しくなり一線を越えたコは多いという。レイヤー業界に詳しいライターのソムタム田井氏が話す。 「職業柄、自己顕示欲の強いコも多いので、SNSにアップするモノで一線を越えたかどうかわかるんです。ヌード写真や過激な動画を個人サイトなどで売るようになったコも多い。撮影会やROMの即売会が激減し、過激化せざるを得なくなった側面が、コロナ禍のレイヤー界にあるのです」
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一方で今なお大金を稼ぎ続けるレイヤーも
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