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コスプレイヤーが収入減で悲鳴。コミケ中止で大打撃、過激路線に走る人も

一方で今なお大金を稼ぎ続けるレイヤーも

 だが、その一方で今なお大金を稼ぎ続けるレイヤーもいるという。別の業界関係者が話す。 「昨年、ワールドコスプレというSNSが主催したオンラインコンテストでは5000万円超の投げ銭が飛び交い、トップのレイヤーは数百万円を手にしたといわれています。  このほか、ファンティアでのエロコンテンツの販売で毎月100万円以上稼いでいるレイヤーもいるんです。レイヤー界は二極化しつつあると言っていいでしょう」  貧困レイヤーの悲鳴はさらに大きくなりそうだ……。

手売りじゃないと売れない女性以上に苦しい男性レイヤー

コスプレ

西妻さん

 実は、より苦しい状況にあるのが男性レイヤーだ。レイヤー歴10年超のベテラン、西妻さんは「男性のほうが、地下アイドル的」と話す。 「一部女性レイヤーの作品は、かわいかったり、エッチだったりすると男性ファンがオンラインでも購入してくれますが、男性レイヤーを追いかける女性ファンはもっとリアルな交流を求めている。だから、手売りイベントがないと作品が売れないんです」  西妻さんは1回目の緊急事態宣言直前の’20年4月に脱サラ・独立した苦労人。イベントがすべて飛び、4か月近くほぼ無収入の状況が続いたという。 「その間にTikTokでバズらせる方法を研究したり、ライブ配信を続けた結果、昨年10月に有名なコンテストでグランプリを取ることができたんです。それからはモデルの仕事などで安定的に月30万円近くの収入が得られるようになったのですが……」  またも緊急事態宣言で暗転。イベントは飛び、自主制作の写真集が売れ残っているとか……。
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波紋広げるコスプレの著作権ルール化
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