たとえば、テクノロジーが進化している現在、どんなに計算が早くても、どんなに難しい言葉を知っていても、コンピュータには勝てませんよね。 　仮に世界で一番暗算が早く、正確にできる人でも、100均の電卓にすら勝てないというのが現実でしょう。どんなに優れた人間でも、いつかは疲れ、ミスをするためです。 　もしくは、難しい言葉がわからなくなったとします。この場合でも、辞書を一冊買ってくればよいだけでしょう。 　一瞬で正確な暗算ができたり、難しい言葉を知っていたりするのは確かにすごいことです。しかし、どちらも道具を用いれば、いつでも誰でも素早く確実な答えを出すことが容易にできます。 　とはいえ、いかに優れた道具があっても、使いこなす能力がなければ意味がありません。「辞書があってもめんどくさいから使わない」じゃ話にならないわけです。 　ですから、道具を使うにも相応の練習が必要になるわけですね。ゲームの攻略本はこうした練習にまさにピッタリな存在なんです。 　ゲームの攻略本の場合、ゲームの攻略のためにその本の情報を活用することになりますが、「状況を打破するために必要な情報を調べる」という手順はゲームでも勉強でも共通だといえます。