ライフ

東大生が明かす「ゲームの攻略本を愛読する受験生」は成績が上がる理由

攻略本も辞書も使い方は変わらない

 たとえば、あるゲームで行き詰まってしまったとしましょう。すると、攻略本が手元にある子供はきっとすぐにその本を開いて、目次を確認し、攻略方法の載っているページを調べます。  この一連の流れはわからない言葉を辞書で調べる時とまったく同じことをしています。  ある英文で意味がわからなくなってしまったとき、多くの人は辞書を開いて、頭文字から絞り込んでいき、該当する単語を調べるでしょう。  攻略本では、この一連の手順を好きなことを通して体験できるのです。

『アルティマニア』で培った「調べる力」

アルティマニア

スクウェア・エニックスが発行しているゲーム攻略本シリーズ『アルティマニア』

 僕自身、ファイナルファンタジーの『アルティマニア』という攻略本で、こうした力をつけることができました  僕は勉強が大嫌いでしたが、それでも調べもの自体は嫌いではありませんでした。それは、攻略本で「調べる」ことの予行練習をしていたため、「調べる」ということ自体にまったく抵抗がなかったからだと思います。  ここでもやはり「いやいや、そんなことをしないでも、普段から辞書や参考書を使って調べればいいじゃないか!」と思われるかもしれませんね。  では、これを読んでいる皆さんは学生の頃、いつも辞書を開いて調べて……ということを進んでしていたでしょうか? 少なくとも、僕は辞書なんて見ることすら嫌でした。
次のページ
ゲームの攻略本が際立って有効な理由
1
2
3
4
5
6
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート