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東大生が「本を選ぶなら書店よりもAmazonが効率的」だと断言する理由

同カテゴリの本から差異を見つける

読書 とはいえ、ある分野を勉強するとなったとき、そのジャンルの本をあれもこれも買えばいいというわけではありません。なぜなら、同じようなテーマ設定に見える本にも微妙な差異が存在しているからです。  たとえば、拙著『東大式時間術』は、「『時間を節約して効率よく使う方法』(=『時間術』)がまとめてある本」となります。ですが、当然ながら「時間術」を書いた本は、これだけではありません。この世には『東大式時間術』以外にも、多くの優れた時間術の本が出版されています。  もちろん、同じ時間術の本だとしても、それぞれのコンセプトや対象層が少しずつ違いますから、パクリというわけではありません。

「どうしたいのか?」で選ぶ本は変わる

 例を挙げると、僕の『東大式時間術』は、特に「考える時間を削る」や「タスクに時間をあてる」といったように仕事や勉強に特化した本となります。  とはいえ、「時間術」というカテゴリに入っている本の中身は、大雑把にいえば「時間を節約しよう!」というようなこと書いています。ですから、これらは、まとめて「時間術」というカテゴリに入れることができます。  では、「どうしても時間を節約したい!」と思っている人は、「時間術」のカテゴリに入っている本を全部買っていけばいいのでしょうか? もちろん、そうではありません。「その人が、どうして時間を節約したいのか」によって、類書の中でも手に取るべき本がかなり変わってくるからです。
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「買ってみたら思ってた内容と違った」を防ぐためには…
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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