ライフ

東大生が感動した「読みやすいのに、驚くほど文章力が伸びる本」ベスト3

 現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。

文章は「書き方」を知らないと書けない

東大 皆さん、作文は得意ですか? 子どもの頃から作文は大嫌いなんて人も少なくないかと思います。今でこそ、このように記事を書いている僕も、小学校の頃は読書感想文などが嫌いで仕方ありませんでした。  なぜ嫌だったのかというと「読書感想文」の書き方を知らなかったからです。いきなり感想を書けと言われても、小学生の頃のつたない語彙力ではせいぜい2行か3行もあれば足りてしまう程度の表現しかできません。  ですが、最低字数が決められているせいで、素直に「面白かったです」とだけ書いて出すわけにもいかず、大変悩まされました。  ところが僕の幼馴染は読書感想文がめっぽううまく、学校を代表してコンクールに出展するなど凄まじい才能を持っていました。  彼の感想文の書き出しは、まるで小説や詩のようにおしゃれでありながら、格好つけすぎない滑らかさを併せ持ち、子どもながらに「これは勝てないな」と思わされたことを覚えています。

文章力を求められる機会は意外に多い

 大人になってからも作文からは逃げることはできません。メールやラインのやり取り、SNSの投稿、ブログ記事の執筆、仕事でも企画書や報告書の作成……むしろ、大人になってからのほうがライティング技術を求められることは多くなるのではないでしょうか。  ところが、困ったことに高校までの学校教育では、なかなか作文の技術を習える場は少ないというのが現状です。僕自身、そういった場で習った覚えはほとんどありません。  そこで、今日は僕が「この本は文章を書くときにとても参考になる」と思った本を3冊ご紹介いたします!  僕自身、まだまだ修行中の身ではありますが、何らかの形で皆さんの文章スキル向上へ貢献できれば幸いです。
次のページ
伝わる文章は何が違うのか?
1
2
3
4
5
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

東大式節約勉強法東大式節約勉強法

目標達成のための最短ルート、最小コストの具体的な方法が満載


人生を切りひらく 最高の自宅勉強法人生を切りひらく 最高の自宅勉強法

週3バイトしながら東大に合格した著者が明かす「最高の勉強法」


東大合格はいくらで買えるか? (星海社 e-SHINSHO)東大合格はいくらで買えるか?

東大生100人調査でわかった教育投資の正解 (星海社 e-SHINSHO)


記事一覧へ
おすすめ記事